86話 ヘレティックが集まるこのバンカー
フィウニが帰った後、私たちは物凄く暇だった。
「……暇だ」
「そうだな、ここはいっちょ、地上に上がってメカトロンをどれだけ狩れるか試してみるか」
「楽しそうじゃんか逸れ、いいね、やってやるよ」
そうして地上に上がろうとしていた時、上から縄が降ってきた。
「おっと、これはなんだ!?」
私はしゃがんだがペサディアは縄に触れ、首に縄がかかった。
「ガッ!?」
そして上に引き上げられていった。
「させるか!」
私はリボルバーで縄を撃った。ペサディアは落ちてきた。
「……新手のレガリア使いか、どこに隠れてんだこのスットコがッ!!!」
周りを見渡したら野次馬がゾロゾロといた。なるほど、人ごみに紛れてるのか。
「ペサディア、動けるか?」
「うん……それで、どうやってこのレガリアを特定するんだ?」
「ペサディアは上に上がって」
「分かった」
ペサディアは建物をよじ登り、私は煙球を投げた。
「この煙を吸ったらレガリアの形が見えるんだよ~」
ま、レガリアの形なんて、見えないんだよな。これは当然ハッタリ、さて、奴は何処にいるんだ?
「見つけた」
ペサディアは屋上から飛び降り、人ごみの中に突っ込んで行った。
「テメェ!縄を使うレガリア使いだな!」
「ペサディア、こいつなんだよな」
「ああ、どうやって調理をしようか迷うぞ」
私たちはゲスい顔をしていた。ペサディアは戦士の精神はどこに行ったんだ?
「さぁて、指をおへそに突っ込んで内臓をかき混ぜようかなぁ~」
ペサディアはさっと野次馬の中にいる子供の目を隠した。
「やめ……」
「ほぉら、グチュグチュってなってるよぉ」
本当に話術で降伏させるのって楽しいと思っている。
「グギギギギギギ」
「あ、気絶したのかな……」
するとヤクザが走ってきた。
「どうしたんだ!」
「こいつ、敵なんで捕まえて」
「そうなのか、なら捕まえるぞ」
そうして奴はヤクザに捕まった。
「しかし、本当におへそからお腹の中をグチュグチュとしてないよな」
「するわけないじゃないの、ほら、タマちゃんが私の腰ポケットにいるからそれで音声を流しただけ」「えぐい事するのね」
そして私たちは地上に上がった。だが本当にお腹の中をかき回してやりたいなと思ってしまった。
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