84話 策士
周りが冷えていくが……今さらこんなことで弱音を吐くものか!
「ザ・エンペラーは冷気を操るレガリア、ならこれは耐えれるか?」
するとカメムシのような虫が現れ、こっちに向かって風を送ってきた。
「熱っ!?」
「SIIIT!!!!」
フィウニさんが氷の盾で守ってくれたが、なんなんだあの高熱!?
「ミイデラゴミムシか……相性が悪いな」
「なら時を止めるからその間に四肢を拘束してくれ」
「ああ、周りに氷を這わせておく、よろしく」
私は時を止め、ミイデラゴミムシに銃弾を浴びせた、時が流れ、周りには氷が天井や床、壁にへばりついていた。
「ラバーソウルで呼び出せるのは一匹だけじゃないぞ!」
入り口にもう一体のミイデラゴミムシがいた。そして高温のガスをフィウニに浴びせてきた。
「フィウニ!」
「まっずい!?」
高温のガスをまともに浴びたフィウニは倒れ、周りの氷が溶けていった。
「終わったぁ!!!死ねフローズン!!!」
「あなたの方だよ、クロッティ、チェックメイトだ」
するとナイフが上から落ちてきて、クロッティの頭上や肩、手に刺さりまくった。
「何だこれは!!?」
「時を止めた時、私はナイフを上に投げていたんだ。そして氷が溶けた時、ナイフが落ちるようにしていたんだ」
「これも計算のうちかフローズン!!!」
「ああ、戦闘は賢く立ち回らないとな」
そうして奴の脳天に鉛玉をぶち抜いた。
「……フィウニ大丈夫か!?」
私はフィウニの方に走っていった。
「酷いやけどだな……奴が死んだときにミイデラゴミムシは消えたのだが……やけどは消えないのね」
私はフィウニをおんぶし、倉敷かレイに頼んで治してもらおうと走っていた。
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