78話 月面ポータルの道
その時、元前線基地部隊では……
「なぁ、リーダー、地球人に手を貸していいのか?」
「いいだろう、どうせ、敵は同じだ、敵を増やしたらボスをぶち殺す手間が増えるだろう。それにボスと奴らが協力して俺たちを潰しにきたら死ぬだろう。渋々協力するしかないんだ」
「そうだけど……一度襲った相手なのに、ノコノコと味方になるのはなぁ……」
「そうだ、だから私たちから襲うことは無い、襲われることもあるが……その時はその時だ」
俺たちは今バンカーの近くにあるメカトロン転送施設に潜入している。入り口にはメカトロンの残骸が放置されていたが……恐らくフローズンがやっつけてくれたのだろうか、それに入り口が爆破されている。おそらくラクイラの空気爆弾をレイがコピーしたのだろう。
「入るぞ」
「でも中にメカトロンの反応がありますよ」
「ビビってるのか?元前線基地部隊の名前が廃るだろう」
そうして俺は武装を展開した。
「クアッドチェイサー……レディ……」
俺の背中に羽のようにナイフが展開していった。
「その武装って、触れただけで指が切れそうだな」
「触れない限り死なないぞ」
そう言っている間にもメカトロンが現れた。
「ほら、他の奴らも武装展開しろよ」
「リーダーに任せるよ、こんな奴、過剰武装すぎるよ」
「それはそうだな……じゃ、飛んでけ」
俺はナイフをヌンチャクのように飛ばし、一発でメカトロンを破壊した。
「……歯ごたえが無いな……しかし、ここの施設にこんなでかい反応……武装展開しておいた方がいいよ」
「そう?」
そうして他の3人も武装展開した。
「ザ・エンペラー……オンライン」
フィウニは冷気を纏い、私たちの周りに氷の盾を作った。名前の由来はタロットカードの皇帝らしい。どうやら私以外の元前線基地部隊の隊員はタロットカードが好きらしい。一応私の武装もタロットカードに準してるらしいが……
「ストレンジ・フレア……レディ」
ピッツォリの周りには氷の盾が無い、その代わりに炎を使う。冷気には弱いのだ。逆にフィウニは熱気が苦手だ。
「ジャッジメントコア……レディ」
チェルモネは一度フローズンと戦ったことのある奴、生き残っているのだからすごいのだ。
「しかし、この反応は地下か……?」
俺たちは地下に向かうとそこには月に向かう用のポータルがあった。
「……こいつは門番って事ね、ヤレヤレだ」
どうやらここを突破されたら本気でやばいと思っているのだろう。
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