71話 行方
「それで、死の賭博事件を詳しく聞かせくれ」
「そうだなぁ~まずついてきて」
私と桐谷は私の部屋の隣、かるに話してもらうことにした。
「いるかー?」
私はドアをノックした、すると髪型が縦ロールになったかるが現れた。
「縦ロールになっちゃった」
「どうしたらそうなるんだ?」
「ヘアアイロンを使ってたらこうなったんだぁ」
そう言っている隙に桐谷はかるの記憶やら行動を見ていた。
「賀留多ライ、施設育ちの17歳……17歳!?」
「どうしたのよ、そんな驚いて」
「てっきり15歳かと」
「そんなロリっ子じゃないぞ」
「そうか、それでなんだが、死の賭博事件の事について聞きたいことがあるんあるんだ、いいか?」
「いいけど、どんな質問?」
「その一、どうして死の賭博事件に参加させられたのか。その二、どのような待遇だったか。その三、死んだ1人について」
「その一なんだけど、レガリアを持ってればぶち込まれるっていう感じかな、まぁ、ギャンブルに関連するレガリアを持っている人が優先的に選ばれる感じかな」
「そうなんだな、それで?気になるんだ」
「今はレガリアが少しだけ変わってる人もいるけど、進化みたいなことが起きたのかなって考えてる。その二の質問で待遇はどのようだったか聞いてるけどさ、本当に豪華だった。ステーキが出てきたし、なんやかんやで待遇はよかったよ」
「そうなのか……新しい小説のネタにさせてもらおうか」
「それでその三の質問、死んだのは如月、仮面側の内通者だったんだ」
「仮面側とは?」
「十二支の動物の仮面をかぶった運営サイド、一応仲間もいたんだけどね……」
「そうか、それで如月はどんな性格だったんだ?」
「今考えれば、本当に身勝手でろくでもない愚者だったな」
私は如月の死体について聞いた。
「ねぇ、如月はどんな死に方をしたの?」
「たしか顔面の原型がなくなるまでボコボコにしたはず……」
その時、玄関が開いた。
「ただいま~」
「誰だ!」
「いやあなたこそ誰よ!?」
エルは拳銃を構えたがすでに桐谷が先手を打っていた。
「その銃、撃てないよ」
エルが引き金を引こうとしても弾が出てこない。
「私のレガリアで封じ込めた、撃てないよ」
「そっか、ならだれの友人?って横を見れば一目瞭然だよね」
エルは個室で着替え、部屋着に着替えた。
「それで、どんなことを話してたんだ?」
桐谷はエルに質問をぶつけた。
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