69話 覚醒
カサリーネは矢を見てこう言った。
「へぇ、面白いことをしてくれるじゃんか……ボス……!!!」
そして私に説明を始めた。
「今フローズンのレガリアは別のに変わっているか、確認してくれ」
「レガリアが変わる……?時止めは変わってないけど?」
そうして私は時を止めた、だが時を止めれる時間が5秒から10秒になっていた。
(時間が……伸びている……だと!?)
いつもならゆっくりしていられないほど短い、だが10秒は長く感じる。
「どうだ?」
「時止め時間が伸びてた」
「へぇ、レガリアを成長させる能力がこの矢にあるのか?」
「分からないな……」
そうして私たちはその場を後にした、だがつむだけは納得していなかった。
「……」
「どうしたんだ?」
「いや、なんか……この件、つむたちも関係あるような気がするんだ」
「そう?」
「だって、如月の体を乗っ取ってるんでしょ、ならもう一度、ケリをつけないと……」
「そうなのね……なら協力はしてあげる」
「なら、最初に犬さん……いや、エルさんに話を聞かないと」
「なら任せて、永年来店許可カード持ってるから」
「何そのカード、初めて知った」
私はそのカードをつむに見せた。
「かるの母親、エルとあったことない?」
「うん、あの事件以来、ほとんどあったことない、それに他の人の居場所もわからない」
「なら集めようよ」
「……そうだね、顔を見ておきたいし」
そうして私の次の目標が決まった。最初はエルさんにあの写真をもらわないといけないかな、顔を覚えなくちゃいけないからね。
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