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68話 クローンの基本

鋭い痛みが数分続き、私は周辺をのたうち回っていた。

「あーもう、フローズン、暴れないでよー」

「それにしても、ボスと仲が良かったのか?」

「仲は良くなかった、だがどうして瓦礫の下敷きになったのに無事だったんだろうって」

「そうか、一応あれは新ボス、旧ボスはなんか失踪した、それと因果関係あるのかな」

「新ボス……なるほど、だがあれは如月の体……脳が入れ替わってる?」

「いいや、顔は旧ボス……まさか、頭を如月という奴と交換した……のか?」

「……実現するのは無理がある、だがここに如月もどきがいたんだよん」

「一度整理しないといけないな」

その時、私の痛みがすんなりと消えた。

「……あれ、熱がいきなり引いた」

「どれどれ?」

レイの冷たい手が私のおでこに当たった。

「本当だ、いつものの体温だ」

その時、レイが奥から出てきた。

「あれ……それって偽物……」

「えっ!?」

「いいや、そんなわけないじゃないの」

その時、カサリーネはこんな質問をした。

「なら質問、好きなケーキは?」

「バウムクーヘンだね」

「そうか、なら二つ目、今覚えているレガリアの個数は?」

「13」「12個」

「へぇ、ここで割れるのか……ならば……私のレガリア、やってみて」

私はカサリーネに聞いた。

「あなたのレガリアって……」

「しっ、言うな」

レイたちは必死に考えていた、一人のレイは目の前に瞬間移動をし、もう一人のレイは後ろに瞬間移動をした。

「……フローズンだっけ、合図をしたとき、時を止めろ……じゃ、合図したら、元の位置に戻れ」

そうして合図をレイたちが待った。

「今」

そうして合図とともに時を止めた、すると後ろに瞬間移動をしたやつがノコノコと時間が止まっている間に歩いていた。

(あいつか……!)

そいつは……私を看病していたレイだった。

「それで、どっちだ?」

「こっち」

私はノコノコと動いていたレイを指さした。

「奇遇だな、俺もそう思ってたんだ」

そう言ってナイフを3枚出した。

「私は本物よ」

「ならどうして手が冷たかったの?」

「それは……」

そう言っている間にもナイフは空中を切り裂くように飛び、喉と眉間、そして心臓に刺さった。

「クローンを見分ける方法、奴らには血が通っていないからな、冷たいんだ」

するとレイが謝ってきた。

「ごめん、一人で先に進んでた」

「ならいつの間にレイがすり替わってたの?」

「多分如月に気を取られているときに入れ替わったのかも」

「そうか」

そうして私は本物のレイに治療をしてもらった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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