60話 変換
私は砂を入れたバケツをその辺にぶちまけた。
「今よ!青山!」
店の奥からかるの母親の声がした、すると青山が砂に向かって手のひらを向けた、まさかヘレティックか!?
「砂を撒いてどうにかなったらいいなぁ!」
砂の色が少しだけ変わったような気がした。
「これでも食らえ!」
私は砂を奴に投げつけた。砂は奴の体に張り付いた。
「砂か、こんなの、すぐにはがせる……!?」
「ポリアクリル酸ナトリウムに変えました……ポリアクリル酸ナトリウムは水分を吸収するんです、自重のおよそ1000倍!でいいんです?」
「何かわからねーが、よくやった」
「だけれど私が変換できるのは元の物質に入っている物質……この砂には塩分が入っていた……」
「クソッ……水分が吸われていく!!」
奴は出入口にドロドロとしたものを飛ばした。
「なんだ、ガバエイムだな……」
私はそのポリアクリルなんたらを奴にかけた、すると見る見るうちにカラカラになっていった。
「いつか復讐をしてやるぞぉぉぉ!!!」
そうして奴はカラカラになって小さくなり、動かなくなった。
「ふぅ、ありがとう、青山」
「ひぃ……」
すると奥からかるの母親が走ってきた。
「やるじゃんか、青山~」
「てんちょ~」
そして私はそれを眺めて外に出ていった。
「しかし、ドロドロがついてしまったな、この流れで風呂にでも入りに行くか」
私は帰り道にあるスーパー銭湯に向かった。しかし、このドロドロ、よく見ると細胞のようになっているからますます気味が悪い。
「さてと、疲れたし、いっぱい風呂に浸かるぞ~!」
私の足取りは物凄く軽くなっていた。
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