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4話 本職の道具

私と倉敷はママの家に案内された、そこは団地みたいな感じだった。

「狭いけど、入ってー」

内装は綺麗だが、所々ゴミを出していない形跡があった。

「私はちょっとだけ用事があるからちょっとだけ外に出ていくね」

ママは家の鍵を閉めた、私はソファーに腰を掛けた。

「ねぇ、ここ、居心地がいいね」

「そうか?私が暮らしてたキャンプよりかは、ましだけど、居心地がいいレベルではないな」

「もう、堅苦しいな、カチコチ人間になっちゃうよ?」

私は冷蔵庫を覗いた、必要最低限の物しか置いてない。

「帰って来たよー、ちょっと騒がしくなるけど、ごめんねー」

入り口から見た目がヤクザの人と乳が怪物のようにでかい女の人が入ってきた。

「で……でけぇ」

ひんぬー二人では乳のデカい人のインパクトには耐えれなかった。

「この人が霧霜カスミ、そして隣にいるのが夫の」

「いや、いい、俺は下田ヒロだ、若い頃はイケイケのアラサーだったが、今はあまり動けない」

「私の家に偶に来るからね~まぁ、仲良くしてやってくれよ、それと、フローズンはこっちに来て」

ママに呼ばれ、向かった場所は張り紙で関係者以外立ち入り禁止が書かれたドアだった。

「これって、入ってもいいの?」

「いいんだよぉ~、セリア家に生まれたんだからね」

私はその部屋に入った、そこには拳銃やタクティカルナイフが置かれ、血統の特徴が書かれた紙が貼ってあった。

「この部屋、他の人に見せたらだめだよ」

「そうなのね」

「そういえば、武装って、何なの?」

「リボルバー、これ、使い勝手がいいんだ」

私はリボルバーをママに渡した。

「へぇ、一番強い武器ってのは、使い慣れて、信頼感がある武器なんだ」

私のリボルバーをじっくりと、舐めまわすように見ていた。

「手入れはしっかりとしているのね」

そうして私にリボルバーを返してくれた。

「ちゃんとかわいがってやってくれよ」

そうしてママは私を置いて部屋を出ていった。

(ちょっと暗いけど、大事な物を見られたくないからなのかな)

私は壁に貼られてある血統の特徴が書かれた紙を見た。

(セリア家の事、書いてある、暗殺一族、なるほどね)

小さくこんなことを書かれていた。

(諦めない覚悟……なんだこれ)

これ以上は暗くて見えない、そして私は部屋を出ていった。

「ねぇ、ちょっとだけ地上を探索しようよ」

「地上ね、行ってみてもいいね、ちょっとママに聞いてみる」

私は地上に行ってもいいかと聞きに行った。

「ねぇ、地上に行ってもいい?」

「私もちょっと用事があるんだ、行こうか」

そして私と倉敷、ママは地上に上がり始めた。

「そういえば、あの時、体の写真、撮ったよね」

「そうだな、あれの意味、外から帰るときに役に立つんだよね」

「そうだよ、じゃ、外の空気、吸おうか」

そして私は再び地上に上がった。地下と違って、地上は本当に人がいないんだなと感じさせるほど、廃れていた。

「さてと、近くの家から役に立つものを拾って帰るか、今必要なのは石材とメカトロンのコアだね、メカトロンのコアにはエネルギーがあるからね、今の時代、エネルギーは命にかかわるからね……」

私はカバンを持ち、近くの家の外壁を採った。

「石材は家から剥げばいいけど、メカトロンのコアはメカトロンを再起不能にしてからじゃないと、取れないものね」

「そうだね」

「なんか銃一つ増えてない?」

「これ?対物ライフル」

「なんで対物ライフルを持ってるのよ……って来たわよ!」

弾はフルで入っている、ならばアレをするか。

「時よ止まれぇ!!!」

私は時を止めた、そして少ない時間で6発、メカトロンに向けて発射をした。

「そして時は動き出す!」

撃った弾丸は時が動き出した瞬間、メカトロンに向かって一直線で飛んでいき、全弾命中、再起不能になった。

「よし、これでコアを引っぺがしたらいいのね」

「そうね、ぺりってね」

「そういえば、これをやってる理由って、エネルギーを供給するっていうやつですか?」

「このメカトロンは何処からやって来たのか、調べるためでもあるんだ」

そう言ってコアを取り出した、そして私たちは納品場所にコアと石材を入れ、家に帰っていった。

「しかし、疲れたね~」

「そう?私は疲れてないけどね」

疲れてるのに、ママは疲れてない、だって能力を使ってないからね……

「今日は眠る、お休み」

「おやすみ、フローズン、倉敷ちゃんはどうするの?」

「私も寝ようかなっ」

そうして一日を終えた、安全な寝床で眠れるなんて、思いもしなかった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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