41話 タマ魔改造計画
待ち合わせをしていた私だが、気が付いたことがある、この人たちを一蹴する上谷まいっていう人、何者なの?
「さて、ラボに行こうか」
「そうだね……」
「しかし、その玉、分解して中身を見たいなぁ……」
「だめだ、タマは私のペットだ」
「そうなんだ……」
そんな話をしている内に上谷まいのラボに着いたらしい。
「ここが私のラボ兼作業所、いいでしょ」
外見はもはやどこかの漫画に出てくるような落書きでいっぱいだった。
「凄い……変人だね」
「変人同士、頑張ろうや……」
謎の仲間意識が生まれつつあるが……どうしてこうなった。
「さて、こっちに来て」
私が案内されたのは、変わった机のある部屋だった。
「ここで図面を書いて行くよ、改造にはこれが必須なんだ」
「頼む」
「了解、まずこの玉、見せてくれ」
浮いているタマを細かいところまで調べ始めた。
「USBポートがあるね……ここでプログラムとかのデータを入れれそう」
そう言って作業を始めた。
「これはコア部分にしてと……もっと装甲を追加してと……機銃もつけたいな」
そして図面を素早く書き、次に部品の製造に入った。
「速いね……」
「だって、こういうのはスピードが命なのよ、さて、集中するから黙ってくれないか?」
「分かったよ……」
「もしよければ玄関にある椅子にでも座っててくれ」
私は玄関に行き、タマの改造が終わるまで座って待った。
(しかし、図面を書き上げるスピード……尋常じゃなかったな)
それから数時間後、タマの体が物凄くごつくなっていた。
「これで完成、とりあえず浮くんだけど、どういう原理なんだろうね」
「ICNCです、要件は何ですか?」
「ちなみに元々音声はピコとかだったけど、言葉を話すプログラムを入れたらこうなったんだ」
「へぇ……」
こいつ、アイコニックって言うんだ……
「金なら払うよ」
「いいや、貴重な体験をさせてもらったからいい」
「そうなのか、ありがとう」
「メンテナンスはちゃんと出せよ、いいな」
そうして私とICNCは家に帰った、そしてみんなには少し驚かれたがすぐなじんだ。
「にゃおーん」
猫が私に寄ってきた。
「……よし」
「ごろーにゃー」
猫の動きを不思議に思うICNCはこんなことを言った。
「この生き物は液体ですか?」
「……液体なのかもしれないし個体なのかもしれない」
「そうですか、記憶しておきます」
そうして私は仮眠を取った、とてつもなく疲れがどっときた。
(うおっ……急に眠気が……)
私は眠った、横にはペサディアがいた。
(これ、永遠に起きないっていうリスクあるね)
そうして私は眠った、殺されないことを祈りながら。
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