39話 ゴミ山のロボット
私はふと機械のゴミ山に向かった、そこは鉄くずがいっぱいある場所、それ以上でも、それ以下でもない。
(ここの廃材を利用して何か作れないものなのか?)
私は鉄くずを漁っていた、その時、何かの音が鳴った気がした。
(何かがいるのか……もしかして……メカトロン……?)
もしもここにメカトロンがいれば大騒ぎになる、そして今武装は銃器屋の改造部署にある……
(仕方ない、鉄くずで即席の槍を作るか)
私は鉄くずを寄せ集め、即席の槍を作った。案外、鉄くずの中には使えるものがあるようだ。
「どこにいるんだ……?」
私の目の前でガサッと動く鉄くずの山があった。
「……ここに居るのか?」
私は鉄くずの山を除いた、そこにはメカトロンの姿をした何かだった。
「……メカトロンでは……ないような……でもコアだな……?」
この形のメカトロンは見覚えが無かった、私はそいつを持ち上げた。
「なんだこいつ……異様に愛くるしい見た目だな、それに後ろにステッカーが張られてある……」
こいつは私が目の前にいるのに攻撃してこない、どうしたんだろう?
「……おおっ、浮いた」
メカトロンなのか違うのか分からないやつは私の手のひらから離れ、浮いた。
「一体何なんだ?」
その物体は私の帽子の上にのっかった。
(こいつ……私の上が気に入ったのか?)
私は振り落とそうとしたが、全然離れない、一体どうしたんだよ……
「……降りろ」
私が降りろと言ったら謎の物体が私の帽子から降りた。
「私の声に反応するのね……ますます不思議だな」
その時、電話が鳴った。
「……もしもし」
電話の主は改造部署の人だった。
「リボルバーの改造が終わったので店に来てください」
「分かりました」
そう言って電話を切った、こいつをどうすればいいのかな……
「……ついてこい、一旦な」
私はそのことを言って銃器屋に向かった、あいつはついてきているようだ。
「どうもー、それで、どんな改造をしたんだ?」
「まず装弾できる銃弾を.45ACP弾から.44マグナム弾にしたんだ、その影響でリボルバーがデカくなっている、そこはごめんやで」
「それで、気軽に撃てるのか?」
「そこは私の技術でほほいのほい、だけど剛性も考えて重量が増えている、そこもごめんやで」
「そうか……それで威力はどうなんだ?」
「.45ACP弾の方は561 Jで.44マグナム弾の方は1600 Jっていうところかな……私も詳しくないからね」
「そうか……」
「それで、後ろに漂っとる丸っこい奴はなんや?」
「これか、鉄くずの山にいたんだ、私にもその正体がわからないんだ」
「へぇ、ええやんか、大事にしいや」
そう言って私にリボルバーを渡してきた、ところどころ改造された箇所がある、やるじゃないか。
「じゃ、さいならー」
「ごひいきにねー」
そう言って私は家に帰った、この玉、どうしようか。
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