35話 こっそりと……
私はこっそりとママの後をついて行った。
「……やっぱり来てたのね、フローズン」
どうやらばれていたようだ。
「気配でバレバレ、本職舐めるなよ~」
そうして私はお茶会に連れていかれた、喫茶店かぁ……
「先に来ていたのね、エルさん」
「そうだよ~かるがついて行きたいって言ってたから連れて来ちゃった」
「ども~」
どうしてかるがついて行きたいと言ったんだ?
「ママ一人でお茶なんて、許さないんだから」
どうやらやきもちらしい。
「そういえば、フローズンがカジノに行ったんですけど、セキュリティーはどうなってるんです?」
「ああ、私が招待したんだ、でしょ?」
「そうだね……この事について、話をするつもりだったの?」
「そう、一応フローズンは未成年だ」
「それは知ってるんだがな……あの事件の事を知りたそうだったから、少しだけ教えただけなんだ」
「あの事件……死の賭博事件だね、そのことは知っている、もしかして、その当事者か?」
「奇しくも、そうだ」
「……その……何だろう、何があったのか、詳しく聞きたいんだが、いいか?」
「あなたの場合、大和組に言うだろう、でも教えちゃう、死の賭博事件は、主に金稼ぎを主軸とした事件なの、そして仮面側だった12人のうち、9人死亡、私含む3人はこのバンカーの中に暮らしているという事だね、だけど私以外の2人の行方が分からないんだ」
「なるほど、分かった」
「そして参加者の14人のうち、1人死亡、13人生存って事、13人はこのバンカーで暮らしている、銃器屋や極道、カジノのホール担当、いろいろと散らばっている、今後、会うことは無いだろう」
「……お疲れ様、マスター、紅茶を4つお願い」
「分かったよ」
ママが店員に紅茶を頼んだ。
「七海莉奈……いや、セリア・莉奈の事、知っているか?」
「私の娘だね、それがどうしたの?」
「死の賭博事件の当事者だ、そうだな……強いて言うなら、死の賭博事件を終わらせるのに必要なキーパーソンだったな」
「そうなのね……」
紅茶が届いた、かるの母親は店員を見て驚いていた。
「……牛じゃんか、キミ」
「お久しぶりですね、犬」
「今の名前はエルよ、覚えておきなさいよ」
「はいはい、私は犬神なんで」
「ここで会うなんて、思わなかったよ」
「そうですね、あの施設が爆発するとき、非常口から出たので助かりましたが……」
「そういえば、羊の居場所、分からないよね」
「分からないな」
「そっか、ありがとう」
そしてお茶会は紅茶を飲んでお開きとなった。
「さてと次会う時には、どうなってるのかな」
「お互い、生き延びましょうね」
「フローズンもな!」
「ああ、かる、お互いに……な」
そうして私とかるのグループは別々の道で帰宅の途についた。
「……そっか」
ママはご飯を買って帰るらしい。
「私はおにぎりでいいよ」
「成長期なんだし、しっかり食べなさいよ」
そうして家で待っている奴らの分の弁当を買い、帰宅した。
最後まで見てくれてありがとうございます。
少しでも続きが気になる、それか面白ければブックマーク・評価・いいね・感想とレビューをお願いします!
評価が自分のモチベーションになってハッスルハッスルするのでよろしくお願いします!




