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{完結済み}~とある少女の終末放浪記~  作者: 猫こんた
プロローグ

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33話 荒れた内装

カメラを見ると麻雀コーナーで何やら騒いでいる人がいた。

「インチキインチキ!!!」

「またあの人か……仕方ない、ちょっと待っててね」

かるの母親は暴れている人をなだめに行った。

「……バックヤードって狭いのね」

バックヤードにはマジックを消す用の液、そして14人が写った写真……そこには月宮、かる、莉奈、青山、秋月、かるの母親、あとの8人はわからない。

(なんだろう、この写真)

私は写真を手にした、その時、画面から叫び声が聞こえた。

(どうしたんだろう?)

私はカメラを見た、かるの母親が襲われそうになっていた。

「……行った方がいいのかな」

私は写真を持ったままフロアの方に出た。

(あそこか)

私は時を止めた、そうして暴漢の頭に私のキックをぶち込んだ。そして当たったと同時に時が流れ始めた。

「いてぇぇッ!!!」

「……あら……いつの間に」

「カメラで見たんだ、大変そうだったから」

「いいじゃんか、名前は?」

そばにいた男の人がそう言ってきた、しかし、その男の人とあったのは二回目だった。

「セリア・フローズン、どこかで会いました?」

「ああ、俺は伏黒茂だ、一応大和組組長をやらせてもらっている、あの時、浪打には世話になったな」

「知り合いなの?」

「ああ、浪打がケーキを買っていたところにいたんだ」

「へぇ……そうなんだ……ほら、バックヤードに戻ろうか」

その時、伏黒がこんなことを言ってきた。

「セリア・ブラスコによろしくと伝えておいてくれ」

「……親友か敵対か知らないけど、伝えておく」

そうして私はバックヤードに入った。

「しかし、どうして暴漢に襲われるのかしら」

「何か装備とかないの?」

「催涙スプレーしかないんだ」

「じゃ、その腰についているブツは?」

「あー、昔の名残よ」

「昔の名残……この写真……」

「そうだね、昔の名前は犬、そう呼ばれてたんだ」

そう言ってジュースを出してくれた。

「さて、飲みながら話をしようよ」

「うん」

私はバックヤードで飲み物を飲みながら昔話を始めた。

「あなたって、この世界になるまで、何をしてたの?」

「アメ横とかにたむろしてた、ちなみに経験人数は0だ」

「経験人数0ねぇ……珍しいのかな?」

「立ちんぼとかそんなのが摘発されていったから、その代わりぶち殺した人数は大体二桁ぐらいある」

「なんでよ!?」

「地下の闘技場でやりまくった」

「だから暴漢の頭が磁石みたいに曲がっていたのね……納得」

「そういうあなたこそ、どんな過去なのよ」

「笑えないよ、この話は。この資料を見てくれたらわかるかも」

差し出されたのはとある企画書だった。

「どれどれ?」

{世界に何かしらの要因で普通持ちえないはずの能力を持つ、通称「レガリア」を収容・捕縛し、殺し合いを強要し、そしてレガリア所有者、通称「ヘレティック」の個体数を減らしていった。だがここではそれをエンターテインメントとし、配信することで金にもならないヘレティックを金にすることで我々は私腹を肥やせるのだ。そうして金を奴らに送金する事で事が収まるのだ。}

その内容は少しムカッと来るような内容だった。だが最後の一文、少し気になる。

「この最後の一文が気になるな」

「ん?奴らっていう事か?」

「そうなんだよ、奴らって、誰なんだ?」

「分からないんだよね、そこは」

そんな話をしていたら帰る時間になった。

「私はもう帰るね」

「ああ、いつでも来てもいいよ」

「未成年だから来れないよ」

「ならこの永年来店許可カードをあげる」

変なカードを渡された、そうしてカジノを後にした。

「しかし、面白かったな」

今日あったこと、ママに話そうかな?でも先にかるにあの態度、言ってみないと。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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