20話 一匹の猫
家に帰ると猫がくつろいでいた、ママは猫の事を気にしていないらしい。
「ねぇ、この猫、どうしたの?」
「家の扉をひっかいてたからお持ち帰りしちゃった」
「動物の飼育っていいの?」
「いいでしょ、しらんけど」
その猫はだいぶ人なれをしていた、というかあの時、抱いた猫じゃないか……
「猫だぁ~よしよしよし~」
倉敷は猫のお腹をわしゃわしゃと触っていた。
「この子、相当人なれしてるね、吸ってもいいのかなぁ」
「猫吸い……うらやましい」
私は外に出ていった、これ以上かわいいと一緒の部屋に居たら、絶対猫を抱いていた。
(……一人で地上に出てみるか)
私は一人で地上に出ていった、軍事車両が数台停まっていたが、恐らく放置車両らしい。
(誰もいないよね)
私は軍事車両から銃弾を盗った、置いてあるんだし、盗ってもいいってことだよね?
(しかし、この世界は本当に変になったな)
私はこう思いながら、軍事車両のトランクを調べていた。
(何もないか、余分に持っていって、鹵獲されたら駄目だものね)
私はそう思ってトランクから飛び降りた、その時、誰かの気配がした。
「……誰だ?」
私はリボルバーを装備して周りを見渡した、だが何もいなかった。
「……思い違いか?」
私は警戒を緩めず、ゆっくりとバンカーの入り口に向かった、その時、足跡が見えた。
(そこかッ!!!!)
「狙えぇぇ!!!!」
私は足跡が付いた場所に銃弾を3発撃ち込んだ、それに反応した何かが飛んで逃げた、だが姿が見えた。
「へぇ、透明化ね……骨が折れそうだな」
「すぐレガリアを見破れるの、やるな、名前だけ教えてやる、我が名はペサディア、覚えておけ」
そう言うと消えていった、いや、透明化をしたのか……でも逃げられたか。
「仕方ない、帰るか」
私はバンカーに入っていった、弾薬は月宮に売るとして、私は少し寝るか。
「疲れたし眠たいし……体が重い」
私は倒れるように眠った、それだけ疲れていたのか……




