110話 隕石クラッシャー
私はキサラギが見せた1秒の隙を突き、小惑星に向かって殴った。
「オラァ!!!」
時が進み始め、キサラギは小惑星に面白いほどにめり込んだ。
「って面白いなその恰好!」
私は再度時を止め、そのままどこかに飛んでいった。
(出来るだけビッグな隕石は何処だ……!)
そしてちょうどいい隕石を見つけ、元の場所に戻ってきた。
(奴を殴っても一向に死ぬ気配はない、だとしたら……地球じゃ考えれないパワーをぶつけるのみ!)
「ぶっ潰れろォォォ!!!」
私はちょうどいいタイミングで時を流し、見事に小惑星に隕石をぶつけた。
「……カサリーネ、これでいいんだよ……な?」
私はカサリーネの方に向かって声をかけた、だがそこには腹部を貫かれたカサリーネの姿があった。
「フフフ……やっぱり裏切者を殺すのは当然だが、どうしてこんな大掛かりなことをしたんだ」
「野郎……」
私は時を止めたが奴も時止め返しをしてきた。
(この傷……まだ大丈夫だが時間が経てば手遅れになる……何!?)
カサリーネのクアッドフレアチェイサーが傷をふさごうとしていた。
「なるほどね……だが……カサリーネはドームに投げる!」
私はカサリーネの襟元を掴み、ドームに投げ入れた、中には倉敷がいると信じて。
「だが己の心配もしないとなぁ!!!」
キサラギが手刀を放ってくる、これに当たると肉が切れそうだ。
「って危ないな……そんな手刀、どこで習ったんだ」
「フフフ……通信教育で習ったんだ、先生中国人だがな」
「へぇ、聞いてもない情報を落としてくれてサンクスと言いたいが、私はあいにく中国が嫌いなんでね」
私は出来るだけ時間を稼いでいた。怒りの感情を表に出さないようにしているのもあるが……
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