第62話(AH2-5)
白山アツシ譚 第2部 第5話
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今、俺は異世界O-TC-533のゲートの前にいる。
ゲートの向こうは見えない。鏡のように自分の姿が映っているだけだ。
このゲートの向こうには、戦国ファンタジー”ザ・ビースト”の世界が広がっているのか。
ワクワクしてくるのが抑えられない・・・
健軍:「どうした、随分と笑顔じゃないか」
アツシ:「いや、そういうんじゃないです」
健軍:「じゃあ、どういうことだ、ハッハッハッ」
辛島副室長:「頼んだぞ。無事に戻ってきなさい。待っている。」
健軍:「思いっきり飛び込め。冒険を楽しんで来い。ただ、無理はするなよ。慎重にいけ。命はひとつだ。」
・・・前にも聞いたセリフだな
と思いつつ、俺は2人を見て、頷いた。
そして、躊躇なくゲートに飛び込んだ。
・・・・・・・・・・
そこは真っ暗な空間だった。
俺はファイヤを唱え、右手の上にファイヤボールを作った。
岩の壁に囲まれた小さな空間であることがわかる。
スロープの手前にはちゃんと袋に入った金貨が置いてある。
今回は服も置いてある。
準備してくれたシュウに感謝である。
スロープを抜けると森の中の広場だった。
こんもりとした古墳のようなところから俺はでた。
この出入口を草木で隠し、ステータス・ウィンドウの確認を行った。
氏名:白山アツシ
年齢:26歳
職業:リーダー
レベル:1
体力:20/20
魔力:10/10
知力:50
攻撃力:30
耐久力:30
素早さ:30
幸運:50
スキル:[ステータス・ウィンドウ],[言語翻訳]
魔法:[ファイヤ1]
レベル1だ。
しかし、俺はただのレベル1ではない。
鍛え上げられた肉体を持つレベル1である。
レベル1のまま、この肉体だけでどこまで通用するのか試したくなる・・・
いかんいかん、命大切にである・・・
しかし、試したい・・・
うずうずする気持ちを抑えながら、とりあえず歩を進めることにする。
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