第56話(KO1-11)
大江カオリ譚 第1部 第11話
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私は会議終了後、1人で会議室に残っている。
ふー・・・やり切ったわ~
この達成感、半端ないわ~~~
私は、会議室の大きな窓から外に広がる複雑で美しい高速道路のループを眺めながら、次にやるべきことを考えていた。
静かな会議室にノックの音が響いた。
子飼:「大江さん、すこしいいですか」
カオリ:「は、はい・・・もちろん大丈夫です」
子飼:「それで、お二人との打ち合わせはいかがでしたか」
カオリ:「はい!うまくいきました、先生!」
子飼:「ふふっ。カオリさんは免許皆伝ですから、会社では同僚としてやっていきましょう」
子飼先生の笑顔が渋すぎてかっこよすぎる・・・
カオリ:「は、はい・・・、善処します・・・///」
私は子飼先生に会議でのことを抜け漏れなく報告した。
子飼:「なるほど。素晴らしい仲間と出会えたようですね。
これで大江さんの夢がまた一歩、実現に近づいたようですね」
私は少しうつむきながら頬が熱くなっていることに気付いた。
子飼せっ・・・子飼さん・・・
私は夜なべして、大好きな貴族時代の恋愛物語をいっき読みするのである。
「どうしても読みたくなったのだからしょうがないです」と自分に言い訳しながら。
翌日は寝不足で出勤です。
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