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第45話 ルナ村の美少女視点(SH1-13)

八王寺シュウ譚 第1部 第13話(最終話)

ご愛読いただきありがとうございます。

すでに、ブックマーク/星評価をつけてくださった皆様ありがとうございます!

<ルナ村の美少女視点>

小さな声で(ごめんね)といいながら、

勝手に、

洗濯干し場から服をとり、

台所からライスボールをとった

申し訳なさそうな顔をした超美男子のお兄さんを私は目撃した。


他の人たちは、超美男子お兄さんのことを認識できていないようだ。


私は、その超美男子お兄さんを追いかけたが、あまりの速さにあっという間においていかれた。

ああ、もっと近くでじっくりとそのご尊顔を拝したい///


洗濯物が風もないのに飛ばされていったという不思議がこの村に残された。


・・・・・・・・・・


それから1か月後、私は再び、超美男子お兄さんを目撃した。


小さな声で(ありがとう)といいながら、私の家の前に

・高価な服

・たくさんの米/野菜/果物/肉/魚介

・冷蔵魔道具と魔石

を置いている。


私は、超美男子お兄さんのご尊顔をしっかりと記憶するために凝視している///

超美男子お兄さんはそんな私に気付いていないようだ。


でも、それも致し方ないことだと私は思う。


だって、私はルナ村を守る精霊なのだから。

物理的な実体をいまは持っていない、魂だけの存在なのである。


村長の家に住み着き、この村に魔物を寄せつけない結界をはり続けるのが私の使命だ。

ルナ村が奇跡の村のひとつに数えられるのは、私の結界があるからなのである。

私の結界の副次効果として、育つ農作物がとてもおいしいということも起きる。


100年毎に復活する魔王を討伐する勇者が誕生する候補地の一つがこのルナ村。

だから、私はこの世界の神からルナ村の守りをまかされている。


私は何となく100年後に再び、この超美男子お兄さんに出会える気がした。


--------------------八王寺シュウ譚 第1部 完

八王寺シュウ譚 第1部はこれで終了です。

お読みいただきありがとうございました。

機会があれば、書き飛ばした部分を短編として執筆しようと考えています。


次回から

大江カオリ譚 第1部

をスタートします。

お楽しみいただければ幸いです。

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