第20話(AH1-20)
俺:「ひやかしに来たわけではない。ファイヤードラゴン討伐に興味があってきた」
女頭領:「なるほど。腕には自信がありそうだし。まあ、そういう輩はウエルカムだ。命は大切にな」
そういうと、女頭領は去っていった。
俺たちはファイヤードラゴン討伐参加リストに登録し、参加の証となる赤い腕章を受け取った。イローストン公爵の紋章が刺繍されている。
俺たちはそれから1か月間、噴水巡りを楽しみ、武器屋での武器選びを楽しみ、酒場で料理と酒を楽しみ、運動とレベル上げを兼ねて外輪山でモンスターと戦闘と充実した日々を過ごした。モンスター討伐クエストが意外と儲かるので、おいしい食事ができるのがうれしい。
今日はいよいよシードラゴンの鱗の鎧の受け取りの日だ。
防具工房“イージス”に入ると、ドワーフのモニルが並べて展示されている3つの鎧を見ながらニマニマと満面の笑みを浮かべている。
どうやら納得の作品ができたようだ。
エンジニアだった俺にはよくわかる。良い仕事をした後の余韻というのは至福の時間なのである。これは戻れない体験であり、次の仕事はこの最高傑作を超えることを自分自身に自分自身が期待しているのである。
これが常に最高傑作を更新していく原動力になっている。
やはりモニルにお願いしてよかったと改めて思う。
しばらく様子を見ていたがモニルが俺たちに気付きそうにないので、大変申し訳ないが声をかけることにした。
モニル:「おお、来たか。さっそく着てみてくれ!」
体にフィットし、軽くて丈夫、装備していることを忘れるぐらいに自由に体を動かすことができる。
さすがモニルとしか言いようがない。
RPGでは装備欄に鎧名が記載されるだけだが、実際はこんなに素晴らしい鎧なのか。
RPGでもこういう実際の感覚を伝えることができたなら、より一層楽しめるだろうなと思う。
これを実体験できる俺は幸せだな。
氏名:白山アツシ
年齢:26歳
職業:リーダー
レベル:21
体力:320/320
魔力:210/210
知力:150
攻撃力:330
耐久力:230
素早さ:230
幸運:110
スキル:[ステータス・ウィンドウ],[言語翻訳]
魔法: [ファイヤ2], [ウォータ2],[ヒール1]
*武器:鉄のロングソード
*防具:シードラゴン鱗鎧
氏名:メアリ・マゼスカイ
年齢:20歳
職業:魔法使い
レベル:25
体力:150/150
魔力:390/390
知力:150
攻撃力:30
耐久力:30
素早さ:50
幸運:90
スキル:[身体強化2(攻撃力,耐久力,素早さ各+5%)]
魔法:[ファイヤ3],[ウォータ3],[ウィンド1],[ソイル1]
*武器:サファイヤの杖
*防具:シードラゴン鱗鎧
氏名:エリザベス・シアブリッジ
年齢:20歳
職業:槍使い
レベル:28
体力:381/381
魔力:23/23
知力:89
攻撃力:375
耐久力:211
素早さ:211
幸運:86
スキル:[一閃2]
魔法:
*武器:聖槍ポセイドン
*防具:シードラゴン鱗鎧
さてこれで俺たち3人の準備は整った。
ただ、ファイヤードラゴンに勝つにはもう一人仲間が必要だ。
回復魔法を得意とする女頭領ミシェルである。




