第179話(RK3-8)
子飼リョウ譚 第3部 第8話
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<大江カオリ視点>
最近、子飼リョウ先生の雰囲気が、少し違うような気がします。
白髪のイケオジには違いないのですが・・・
漂う渋さが少し足りないように感じます。
そんなことに気づくのも、私だけのようですが、ふふふ。
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私は、白山アツシさんの
・異世界O-TC-537報告書
・ゲーム化提案書 古代ファンタジー”グラディエーター”
を読み込んでいます。
やはりこのお方は最高です~~~
すごすぎます~~~///
子飼リョウ先生から、ゲーム化提案書のいくつかの書き換え指示をもらいました。
私的にはこれらの箇所は、面白く、インパクトのある部分です。
書き換えなくてもいいのでは、と思っています。
それにしても、いままでは、書き換えたことはなかったのに、何か理由があるのでしょうか。
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ゲーム事業部から、ゲーム企画書が、あがってきました。
子飼リョウ先生から、アツシさんを呼ぶように言われました。
カオリ:「子飼さん、アツシさん。これがゲーム企画書です」
私は、お二人に企画書をわたす。
アツシさんは、パラパラパラと飛ばし読みしています。
そして、ピンポイントで書き換えられた箇所を見つけ、じっくりと読んでいます。
それを、子飼リョウ先生は、見つめています。
唇が微笑んでいます。
今日の子飼リョウ先生は、いつもの子飼リョウ先生に戻っていると感じます。
唇の微笑みが渋すぎます///
アツシ:「あの~、何か所か、修正が入っていると思うのですが・・・」
子飼リョウ:「気づきましたか。そうなんです。今回は、ゲームを面白くするために、少しだけ変更させてもらったところがあります。いかがですか?」
アツシ:「・・・そうですね~・・・。悪くはないと、・・・思いますが、・・・もとのままにしていただくことは、できますか?」
子飼リョウ:「そうですか。もとのままの方が、面白いですかね?」
アツシ:「どうですかね~・・・。私は、もとのままの方がいいかなと思いますが」
子飼リョウ:「なるほど、関係者と検討しますね」
アツシ:「はい、ぜひよろしくお願いします」
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結局、ゲーム企画書は修正が入ったままの状態で、ゲーム化されることになりました。
アツシさんも、何度か、子飼リョウ先生に、交渉にきました。
この2人が、なぜここまで、この修正について、こだわるのか不思議でした。
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