第172話(RK3-1)
子飼リョウ譚 第3部 第1話
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白山アツシは、異質な存在である。
このまま放置するのは、リスクが高すぎる。
今後、白山アツシが、魔界・人界・天界にどう関わってくるのか。
それを見極めることは、とても重要なことだ。
ブラノス様は天界へ赴き、天界の総大天神と大天神を屠ることを考えている。
俺は、そのために、人界で“天界の門”を探している。
十中八九、あのエリアにあるだろう。
次の行動を起こす時が来ている。
しかし、魔界は、一枚岩ではない。
ブラノス様が、魔界にいないときに、何かが起こるかもしれない。
そして、いま、人界には白山アツシという、魔神や天神に匹敵する存在がいる。
これは、想定外のことである。
まずは、白山アツシと、剣を交え、
白山アツシの本質を見抜く必要がある。
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シュテルとジュカアの双子の兄弟。
今は亡き総大魔神様に育てられた二人を、私が引き取り、中位魔神にまで育て上げた。
そして、今は、私の領地であるレジオ39の統治を任せている。
兄シュテルは、思慮深く、同じ魔族として信頼に値する。
弟ジュカアは、危ういところはあるが、兄がいれば大丈夫だろう。
反ブラノス派であろう兄弟を、ブラノス派である私が登用し、この兄弟が活躍している姿をみえるようにすることで、魔界での余計な争いを防ぎ、魔界の平和への足掛かりになると考えている。
ブラノス派と反ブラノス派のメンバが交流し、お互いを理解することが重要と考え、
まずは、一緒の空間と時間を共有し、コミュニケーションをもつこと。
近くにいるだけで、うまくいくことは、多々ある。
私は、シュテルとジュカアの双子の兄弟と、ファースト・ケースとして、お互いに共存共栄できることを示していきたい。
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