第169話(AH3-50)
白山アツシ譚 第3部 第50話
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魔王弟ジュカアの“紅の大剣”が、大剣士ジャロルタクスの肩を貫いた。
大剣士ジャロルタクスの“緋龍のロングソード”は、魔王弟ジュカアの心臓を貫いた。
魔王弟ジュカアは、膝から崩れ落ちると同時に、口から鮮血が溢れ出す。
その魔王弟ジュカアを、魔王兄シュテルが支える。
魔王兄シュテルが、呪文を唱える。
その刹那、大爆発が起きた。
土埃が晴れると、
魔王兄シュテルと魔王弟ジュカアの姿は消えていた。
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俺のステイタス・ウィンドウには、この異世界と元世界を結ぶゲートが、1か月後に閉じるカウントダウン表示がでた。
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■大剣士ジャロルタクス
あの男がやってきた。
あの男は、ジャロルタクスのことを“ボス”と呼んだ。
ジャロルタクスが組織犯罪集団ブラックドラゴンの新しいボスになるようだ。
犯罪を犯さない良い組織に生まれ変わるだろう。
■聖女ソフィア
いったん、世界教の本拠地に戻るが、すぐに、人族帝国と獣人王国の戦地へ赴き、敵味方関係なく、負傷兵や病気の兵士に対する治療や看護にあたるとのこと。
■槍姫エレナ
「馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁぁぁーーー」と叫ばれた。
残りの1か月。
毎日、エレナとエールを飲んで、美味しいものを食べて過ごした。
でも、俺は、何となく、この世界に戻ってくるルートがあるんじゃないか、という気がしている。
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