第165話(AH3-46)
白山アツシ譚 第3部 第46話
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魔王島への上陸人数は、当初の計画を大きく下回る。
俺たちを含めて100名に満たない。
上陸した我々の前にあるのは、巨大な円形闘技場である。
そして、巨大なアーチの前には、大きな白馬にまたがった騎士の姿がある。
目を覆う白い仮面、白いマント、銀のアーマー。
謎の魔族騎士である。
謎の魔族騎士は、俺を誘うように、アーチをくぐり、円形闘技場の中へと消えていった。
人族帝国軍の将軍に、俺たちパーティーが、ここを攻略することを進言し、先へ進んでもらうことになった。
軍艦との待ち合わせ時間に、遅れるわけにはいかない。
それに、何よりも、謎の魔族騎士の相手ができる者は、俺たちパーティー以外には存在しない。
人族帝国軍の将軍が、俺たちのことを、どう思っているのかはわからないが。
・・・・・・・・・・
俺たちは、暗い長い通路を抜けると、白い砂が敷き詰められたアレーナに出た。
観客は、一人もいない。
俺は、・・・この円形闘技場のアレーナに、・・・既視感がある。
始めてのはずなのに、・・・見た覚えがある・・・。
槍姫エレナ:「どうしたの?」
アツシ:「い、いや・・・、なんでも・・・ない」
大剣士ジャロルタクス:「俺は右の魔獣たちの相手をする」
槍姫エレナ:「OK~、じゃあ、あたいは左の魔獣たちの相手ね!」
聖女ソフィアが、俺たちに、[身体強化3]をかけてくれる。
俺は、謎の魔族騎士の前に、進み出た。
謎の魔族騎士が、肉厚の重量のあるサーベルを抜いた。
空気が張り詰める。
俺は、雷光の双剣を抜き、謎の魔族騎士に向かって突進する。
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