第159話(AH3-40)
白山アツシ譚 第3部 第40話
ご愛読いただきありがとうございます。
すでに、ブックマーク/星評価をつけてくださった皆様ありがとうございます!
人族帝国の帝都ロマーノの港に、軍艦が入港した。
皇帝ヴェデウスを、黒焦げの甲板で迎える。
皇帝ヴェデウス:「アツシ!大活躍だったようだな。ありがとう!」
アツシ:「はっ。皆も、よく戦いました」
皇帝ヴェデウス:「軍艦の修理と、人族帝国兵の操縦訓練が完了したら、魔王島への攻撃を進める。アツシたちにも、参戦してほしい」
アツシ:「はっ。ぜひっ」
皇帝ヴェデウス:「話は変わるが、ひとつ相談に乗ってほしいことがあるのだ」
アツシ:「はっ。どのようなことですか?」
皇帝ヴェデウス:「それは依頼者本人から聞いた方がよいと思う。明日、一緒に行こう」
アツシ:「はっ。承知しました」
・・・・・・・・・・
翌日、俺は皇帝ヴェデウスとともに、皇帝ヴェデウス専用の馬車に揺られている。
世界教の本拠地に向かっている。
帝都ロマーノ内にある世界教に自治が認められた小さな地域にある大聖堂である。
世界教は、人族帝国/人族王国/人族共和国の国教であり、皇帝ヴェデウス/国王レダペイウス/代表メラッススも世界教徒である。
世界教という枠組みでは、法王デニタヴィアヌスが、皇帝ヴェデウス/国王レダペイウス/代表メラッススよりも上の存在である。
各地の教会の人事権は、法王デニタヴィアヌスにある。
各地の教会の収入は、世界教の本拠地に集まってくる。
つまり、権力も資金も、法王デニタヴィアヌスに集中している。
表向きは、法王デニタヴィアヌスと、皇帝ヴェデウス/国王レダペイウス/代表メラッススの3頭は、良好な関係を保っているが、
実際のところは、いろいろとあるのだと思う。
最後までお読みいただきありがとうございました。
気に入っていただけた方は、ぜひ、
・ブックマーク
・下の評価で5つ星
よろしくお願いいたしますm(__)m