第156話(AH3-37)
白山アツシ譚 第3部 第37話
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前方に、魔王軍の大軍船団が現れた。
ドワーフ王国の護衛の軍船が陣形を整えていく。
2艘の軍艦は、長距離大砲の発射の準備を始めたようだ。
俺が乗っている軍船は、1艘の軍艦のすぐ脇に付く。
魔王軍の大軍船団が近づいてくる。
長距離大砲の射程距離に入るその瞬間。
もう1艘の軍艦に、空を貫く閃光が瞬時に現われて消えた。
そして、轟音とともに、軍艦は真っ二つに割れ、海へと沈んでいく。
アツシ:(まじかっ!!!・・・)
エレナ:「きゃあぁぁぁぁーーー」
ジャロルタクス:「・・・」
そして、発生した大波が、その軍艦の近くの軍船を飲み込んでいく。
俺たちの軍船も大きく揺れた。
どうやら、ゲームとは展開が異なることもあるということのようだ。
俺は、ノンフィクションで“ゲーム化提案書”を書いてきた。
古代ファンタジー”グラディエーター” も、もちろん、事実に基づいて書くつもりだ。
だって、それは、未来の俺へのメッセージなのだから、正しく伝えないといけない。
少なくとも、こんなに大きな出来事を、正しく伝えないなんてありえない。
事実だけでは、ゲームのストーリーとして、面白くないということなのか・・・。
古代ファンタジー”グラディエーター”のゲーム化提案書は、ゲーム企画書に変わるとき、内容が書き換えられるというのは、間違いない。
誰かの意思が入っているのかもしれない・・・。
どうやら、・・・俺が調査しなくてはならないのは、異世界だけではないようだ。
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