第144話(AH3-25)
白山アツシ譚 第3部 第25話
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俺は、皇帝の居城にある訓練場で、皇帝ヴェデウスと対峙している。
皇帝ヴェデウスの要望で、手合わせをすることになり、このシチュエーションである。
皇帝ヴェデウスは、強い。
いまの、俺では、善戦するところまで、であろう。
勝つことは難しい。
皇帝ヴェデウスは、1時間ほど、俺と剣を交え、納得したようだ。
嬉しそうに笑っている。
皇帝ヴェデウス:「噂に聞くリポーナの剣闘士アツシとは、そなたであったか。良い腕である」
アツシ:「ありがとうございます」
俺は、跪き、敬意を示す。
皇帝ヴェデウス:「して、この後はどうするつもりじゃ?」
アツシ:「はっ。リポーナに戻り、レッドドラゴンに挑むつもりです」
皇帝ヴェデウス:「ほほう。ヴィヴェーオス火山に棲むドラゴンじゃな。ちなみにじゃが、余に使えるつもりはないか?」
アツシ:「申し訳ございません。大変光栄ではありますが、私には仲間が待っており、魔王討伐を成し遂げることが目的であります」
皇帝ヴェデウス:「なるほど・・・。しかし、それであれば余と目的は同じではないか。余も魔王を討伐するために、魔王島を制圧するつもりじゃ」
アツシ:「はっ。その折には、ぜひ、ご一緒させてください」
皇帝ヴェデウス:「はっ、はっ、はっ、部下にはなるつもりはないということだな。よかろう、気に入った。何が褒美をとらせようと思うが、望むものはあるか?」
アツシ:「はっ。では、お言葉に甘えて、“魔力泉の指輪”をいただきたく」
皇帝ヴェデウス:「ほほう。よく知っておるな。よかろう“魔力泉の指輪”を授けよう。ただし、高くつくぞ。はっ、はっ、はっ」
アツシ:「はっ。ありがとうございます」
・・・・・・・・・・
俺は、皇帝ヴェデウスと一緒に、魔王軍との戦いの最前線に来ている。
そして、皇帝ヴェデウスと並んで、魔族と魔物相手に無双している。
かなり、魔王軍に押し込まれていたが、一気に押し返した。
有能な魔族の将校も何名も打ち取った。
これで、しばらくは、魔王軍が攻めてくることもないだろう。
俺は、皇帝ヴェデウスにお礼をいい、人族共和国の首都リポーナへと向かった。
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