第141話(AH3-22)
白山アツシ譚 第3部 第22話
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獣人王国中に、豹人と謎の魔族騎士の手配書が貼りだされている。
賞金も、なかなかの金額である。
兎人に変装した俺は、商人のキャラバンの一員として、街から街へとゆっくりと移動している。
このキャラバンは、人族王国の王都ツィネーヴェアまで行く。
獣人王国は人族王国とは、良好な関係を築いており、貿易による経済の活性化で、お互いに利益を生んでいる。
俺は、キャラバンと一緒に、無事に国境を越えて人族王国の王都ツィネーヴェアに到着した。
賑やかな楽しい旅だった。
俺はキャラバンに別れを告げ、人族帝国の帝都ロマーノを目指す。
と、その前に、
王都ツィネーヴェアの大聖堂に“変装の仮面”を返却に行った。
メッセージを添えて。
きっと、明日は、王都ツィネーヴェアで号外が出るだろう、ふふっ。
・・・・・・・・・・
人族帝国の帝都ロマーノ。
この半島で、もっとも繁栄している都市である。
美の巨匠たちの手による建造物/広場/噴水などは、この都市をより一層、魅力的で神秘的な雰囲気にしている。
そして、巨大なアーチを持つ、壮大な円形闘技場は、圧倒的な存在感を放っている。
皇帝ヴェデウスは、自ら剣闘士として戦い、市民たちから熱狂的な人気を得ている。
その勇猛果敢さと腕前は本物であり、この円形闘技場で、実力と人気ともにNo.1の剣闘士である。
円形闘技場から、大声援が聞こえてくる。
俺は、公開の試合にエントリーした。
ここで勝ち続ければ、皇帝ヴェデウスと対戦することができるはずだ。
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