第134話(AH3-15)
白山アツシ譚 第3部 第15話
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大都市ツェフィーレンに、俺は戻ってきた。
大聖堂に寄って、確認したが、エレナはもういなかった。
どうやら、すでに体力は回復しているようだ。
となると、居るのは・・・やはり・・・
昼間から、エールを極大ジョッキで飲んでいるエレナがいた。
エレナも俺に気付いたようだ。
エレナ:「べ、べつに助けてくれとお願いしたわけじゃないんだからね・・・」
アツシ:「わっ、わかっている。そっ、それで、もう大丈夫なのか?」
エレナ:「・・・み、みたら、・・・わかるでしょ! もっ、もう、ばっちりよ!」
アツシ:「そっ、そうか。それは、よかった。なんだか、顔がだいぶ赤いようだが、大丈夫か?」
エレナ:「・・・馬鹿、・・・赤くなんかないわよ///」
アツシ:「そっ、そうか、それなら、いいが。」
エレナ://///
・・・・・・・・・・
俺とエレナは、ブルードラゴンの前にいる。
ブルードラゴンの背後の祭壇には、蒼龍のスピアと蒼龍のメイルが祭られている。
ともに、ブルードラゴンの鱗が使われており、蒼白い炎の効果が付与されている。
英雄の一人である大聖槍ミケランジェロ。
彼は、ブルードラゴンから鱗を賜り、スピアとメイルを創った。
性能だけではなく、芸術性も高い、最高峰の武器と防具である。
かつて、魔王軍が半島に大軍勢で侵略をしてきたとき、大聖槍ミケランジェロは蒼龍のスピアと蒼龍のメイルを装備し、仲間たちと闘い、魔王軍を退け、半島に平和が戻ったのである。
その後、大聖槍ミケランジェロはブルードラゴンのもとを再び訪れ、役割を果たした蒼龍のスピアと蒼龍のメイルを、ブルードラゴンに感謝とともに奉納したのである。
そして、いままた、魔王兄弟の動きが活発になってきている。
大聖槍ミケランジェロの一番弟子であるエレナが、蒼龍のスピアと蒼龍のメイルを求めている。
エレナ:「今度は、負けないわっ!」
ブルードラゴン:「そうか、仲間ができたか。さあ、来るがよい」
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