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第119話 中位魔神シュテル視点(RKゼロ-12)

子飼リョウ譚 ゼロのはじまり 第12話(最終話)

ご愛読いただきありがとうございます。

すでに、ブックマーク/星評価をつけてくださった皆様ありがとうございます!

<中位魔神シュテル視点>

ジュカアが、人界ゲートの宝玉を魔王城の祭壇にセットした。


私は、合成エネルギー供給のバルブとなる部分に触れ、魔力でバルブを開けた状態に固定した。


合成エネルギーが、人界ゲートの宝玉に注ぎ込まれていく。


私は、レジオ39に散りばめて配置している部下たちに、人界ゲートの捜索を発令した。

ただ、この広いレジオに発生した、たった一つの小さなゲートを見つけることは、かなり困難である。

実際には、人界ゲートからやってくる人族の斥候を見つけることになるだろう。


その斥候を泳がせ、人界ゲートへ戻るのを待つのである。


・・・・・・・・・・


リョシファー様から教えていただいた容姿の人族斥候は、潜入してきて5日後に見つけることができた。

人族共和国の街で地図を片手に観光客を装い、聞き込みを行っていた。

1か月間、みっちりと調査を行って、人界ゲートから人界へと戻っていった。



人界ゲートは、人族帝国と人族共和国の間の山中にあった。



私は、部下に指示を出した。

白山アツシが人界ゲートを抜けてきたら、即刻で拉致し、奴隷剣闘士にするようにと。


リョシファー様のおっしゃる通りの強者であるならば、

この試練を乗り越え、我々の前にやってくるだろう。


リョシファー様は、どこか白山アツシという若者に、希望を求めているような面もあるが、

私は、他人に希望を求めることはしない。


私ができるか、できないか。

ただ、それだけである。

私が、仲間の希望になればいい。



弟ジュカア:「兄上、またなにか考えてますね。悪そうな顔になっていますよ(^_^;」

兄シュテル:「そっ、そうかっ。そんなことはないぞ!」

弟ジュカア:「隠さずとも、大丈夫ですよ。俺はいつでも、兄上の味方です!」

兄シュテル:「そうか。そうだな」

弟ジュカア:「まずは、上位魔神。次に筆頭上位魔神。そして、大魔神、総大魔神。まだまだ、道は半ばです。何よりも、我々を育ててくれた総大魔神様を葬ったブラノスとリョシファーを許すことは、絶対にできない!」


弟ジュカアの熱量が上がっていく。


兄シュテル:「まあ、落ち着け。それに、声もでかいぞ。冷静になれ」

弟ジュカア:「す、すみません・・・つい・・・」

兄シュテル:「今、魔界は、ブラノス派閥が主流だ。今は、待つのだ。必ず、機会は、めぐってくる。必ずな」

最後までお読みいただきありがとうございました。

気に入っていただけた方は、ぜひ、

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よろしくお願いいたしますm(__)m

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