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33 メカバッタ

メカバッタとバッタ怪物が戦闘をしている


メカバッタが腰に特殊弾丸を詰めるとジョイントを引いた

電子的な音声が響く

ストライク・ホッパー!

自らでシステム名を復唱する。

ストライク・ホッパー!

だあ!

大ジャンプしてからかかと落としに見せかけた両断技が炸裂、バッタ怪物を真っ二つに切り裂いた。

シャギャーーーーー!

ドカーン!

大爆発が巻き起こる。

何とかバッタ怪物を倒した

初めての変身、まさか腰のこの装置がこんなしろものだったなんて!

ぐはっ、痛みで息が荒くなる

はあ・・・はあ・・・はあ・・・。

あの子は逃げられただろうか。

こちら警察です。投降してください!

前を見れば警察のロゴマークでかろうじで警察だと判別できるがまがまがしい機械の戦士、メカカブターがいた。

断る!

思い出すのは家族を殺した組織たち、この装置を俺にくれた連中のことだ。

やつらを殺すまでこの力を手放すつもりなどなかった。

逃げようとすると

動くな!

銃を向けてきた。

当然無視して走り出す。

ダン!ダン!ダン!ダン!

ドゴオン!

地面が砕け散る。

当たればひとたまりもないほどの火力、さすが警察だ。

だあ!

殴りかかるも

とお!

拳を拳で撃ち落とされすかさず右腕が迫る

伏せて避けると

とお!

蹴りが腰を打つ

ぐあ!

数メートルぶっ飛ばされてしまう。

まるで大型車両にひき殺されたかのような衝撃

体をメカ戦士で保護していなければ死んでいるに違いない。

そのまま不格好に地面に叩きつけられ素早く起き上がる

つ、強い・・・。

目を光らせ体のラインを光らせ、正面の基盤を赤、青、緑、黄に光らせ悠然と歩いてくる。

メカカブター9を前に勝つことなど不可能だ。わかったら投降してください。

断ると言ったはずだ!

唯一の飛び道具である投擲ナイフを繰り出す。

秒間接し200度まで発熱する驚異の爆弾だ。

それが8つ激突するとドカーーーーーーーーーーーン!

爆発の中を悠然と歩いてくる。

き、効いていない!

とお!

いかにも正道的な拳が体を打ち抜く

ぐぶああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

数十メートル吹っ飛ばされていく。

こ、ここまでなのか・・・。

もうろうとする意識の中空を見た。

そのときだった。

こんなところにメカ戦士がいるとはな!

青い色の新たなメカ戦士、メカコウモリが現れるともうろうとする俺の胸倉をつかみあげる

ああ!

右拳が頬を打つ

ぐあ!

ああ!

さらに左拳が打つ

ああ!

右拳が打つ

ぐああ!

さらなる追撃が迫ろうとしていたとき肩をつかみ

待ちなさい!

それを止めたのはメカカブターだった

邪魔だ!

ああ!

襲い掛かるも

パンと手を払いのけられた

ああ!

左拳で打つ

パン!

手で払い落す

ああ!

蹴りを繰り出し

パン!

手で払い落す

とお!

パンチが炸裂すると

ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

メカコウモリが数メートル吹っ飛ばされていく

だあ!

メカバッタが起き上がると蹴りを叩き込まれる

くっ!息を吹き返したか

おい!メカコウモリ!力を貸せ!やつを倒す!

ふん!ふざけるな!協力などするものか!お前が合わせろ!

いいだろう!

ああ!

だあ!

二人で挑む

パンチとパンチがメカカブターめがけて叩き込まれ

しかたがない。

とお!

空中で足払い

足を払われ数メートルぐるぐると回転しながら吹っ飛ばされてしまう。

二人がかりで負けるなんて。な、なんてやつだ・・・・・・。

見上げればゆっくりと警察のメカ戦士が歩いてくる。

投降しないなら逮捕します。

逃げるぞ!

バイクに乗り込む

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

逃げることにした。

都会に出てきて数日、金もない状況でどういうわけかこの男と一緒に生活することになった。

俺は剛、お前の名は

林だ

嫌がおうでも共同生活だ。ルールを決める。ここから先のラインには入って来ない。

互いのプライベートスペースを維持することを心掛けろそれだけ守ってくれれば俺がお前にかかわることはない。

いいだろう。俺もお前となれ合うつもりはない。お前の価値は家賃を折半する要員でしかない。

それで上できだ。

こうして俺たちのアパート暮らしが始まった。

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