２６ シン・ジェノサイダー・キングダム
ここから怪物の文明は始まった
月の裏にある不思議な建造物の中は遺跡になっていた
総数100憶の怪物たちがあふれていた
ラスリテック怪物
マキシピーム怪物
アンレキサノクス怪物
ヴェロニカ怪物
ゼローダ怪物
スリンダク怪物
イグサレルト怪物
さまざまな種族の怪物たちだ
メカゴキブリ怪物は立っていた。
ザルタス怪物の女王クロネコ怪物は興奮気味に言った。
お待ちしておりました！あなた様が我らザルタスの前に姿を現す日を古代よりどれほど待ちわびたか。
壁画の伝承によれば、王を象徴する太陽、月、地球の３つの象徴足るゴキブリ、カマキリ、ハリガネムシ
三王家の血を引く怪物の血統、それを束ねし者こそ真なる怪物の王となる。伝説は本当だったのですね。
愚かなジルテックの法王の策略によりそれは意図せずして集められました。
いまこそ仮初めの王の地位をあなた様にお返し致しましょう。巫女の務めとして我が命を！
う！うううう！うううううううううううう！
自らの胸を腕で貫き、臓器を取り出すとそれを天高くかかげてからバタンと倒れて絶命した。
それをゴキブリ怪物の体から出た白い触手ハリガネムシが丸呑みにしていく。
うごめくハリガネムシの体内で栄養価の高い肉として巫女は吸収されていった。
武骨な金属の鎧は体と一体化し、伝説を越えた新たな力として真の融合を果たす。
白いゴキブリの怪物がそこにいた。
最強のゴキブリ怪物、エルダーゴキブリ怪物が誕生したのだ。
洋平、人類を滅ぼすことでこの戦いを終わらせよう。
争いがない平和な世界を築いて見せる。
者ども！開戦ののろしをあげろ！
我らはこれより地球侵攻を開始する！
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人々が笑顔で休日を楽しむモール街
家族連れも若いカップルも派手な男たちも地味な男たちも誰もが笑顔で過ごしていた
次どこ行こっか？
地獄などいかがでしょうか？
へ？
突然話しかけられ前を向くと大量の怪物たちが笑顔で待っていた
きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ！
絶叫が響き、次々と人が殺されていく
おお！
怪物が素手で殴り飛ばされていく
革ジャンの男が立っていた
大丈夫か！
あ、あなたは！
そんなことはどうでもいい！逃げろ！
男は手に固形物を持つと目の前にかざして叫んだ
変身！
邪悪な闇が身を包み、ダークカブターが姿を現す。
おおおおおおおお！
片っ端から目の前の怪物たちを殴り殺していく
おお！
おお！
左右に拳を繰り出し
おお！
正面にハイキックを叩き込む
怪物たちが爆散していく
飛び散る肉片の中をさえぎり、突き進む。
それでもなお大量の怪物たちが押し寄せてきていた。
ブオオオオオオオオオオオオ！
バイクがうなりを上げ
キキー！
急ブレーキをかける
公田のメカカブター７だった
志道さん！
公田くん！
一緒に戦います！
だめだ！君は人々の避難を優先してくれ！
そんな！いまの僕なら力になれますよ！
そうじゃない！信頼できるからこそ君に頼んでいるんだ！
志道さん・・・わかりました！
頼んだぞ！
はい！
ブオオオオオオオオオオオオ！
バイクがうなりをあげ行ってしまう
目の前の怪物たちに向けて再び戦いを挑む
おお！おお！
ドタン！ドタン！
一撃で怪物たちの頭を吹き飛ばし、臓物をぶちまけていく
「「ギイーーーー！」」
怪物たちが威勢のいい声をあげる
次々と目の前の怪物たちを殺害していく
おお！
両手を合わせた拳を頭に叩き込み
おお！
左裏拳を叩き込み
おお！
後ろ脚を蹴りあげ
おお！
左フックを叩き込み
おお！
すかさずダッキングして攻撃を避け
おお！
カウンターで左ストレートを叩き込み
おお！
怪物の足を二体分両手ずつつかみ、左の怪物目掛けて投げつけ、
おお！
右の怪物目掛けて投げつけ
おお！
着地すると同時にかかと落としを叩き込み
おお！
右回転しながら手刀で肉を両断する
おお！
飛びあがり一気に右拳を叩き込み
おお！
左アッパーを叩き込み
おお！
右ひざを叩き込み
おお！
左回転しながら背面に手刀を叩き込み両断する
おお！
ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！ドカーン！
１６か所で同時に大爆破が巻き起こった
おおおおおおおおおおおおおおおおお！
さらに戦闘を続けること６時間
突然、怪物たちが攻撃をやめて背後を振り返り始める
凶悪な力が近付いている。
戦いの手をひとまずとめ身構えると
サク、サク、サク。
足音を立てて純白のゴキブリ怪物が歩いてくる
お前は！
久しいなカブター。
ゴキブリ怪物！その体は！
これが三王家の力を得たものだけが到達できる。怪物族の頂点、エルダーの力、俺はこの力でこの世界を手に入れる。
それがたとえ人類を滅ぼすことになろうともそれで平和が訪れるなら！
そうはさせるか！
ならばかかってこい！貴様の意思、試してやる。
おおおおおおおおおお！
カブターが拳を振り上げ
しゃらあ！
それよりも速くエルダーゴキブリ怪物の拳がカブターを吹き飛ばす
うわあああああああああああああああああああああああああああああああ！
ゴロゴロとぶざまに転がるカブター
遅すぎる。それがいまのお前の限界だ。
エルダーゴキブリ怪物が手をかざすと
次元に裂け目が現れる
うわあああああああああああああああああああああああああああああああ！
カブターが裂け目の中へと落ちていく。
最強の怪物たちを退け、俺のいる高みへと登ってこい。
万全の状態のお前を相手にして俺が直々に引導を渡してやる。
そう言い残しゴキブリ怪物の姿は見えなくなった。
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気が付くと暗い空間にいた。
異空間の中、無数のビルが倒壊している。
こ、ここは・・・。
スチャ！
崩れたビル群の上にそいつらが着地して両腕を組んでいた
ラスリテックキング怪物
マキシピームキング怪物
アンレキサノクスキング怪物
ヴェロニカキング怪物
ゼローダキング怪物
スリンダクキング怪物
イグサレルトキング怪物
おびただしい数のキング怪物たちだ
来るなら来い！
ゴキブリ怪物は自分と同じ高みへと登って来いと言った。
それに俺も応える！
ラスリテックキング怪物の顔が二つに分かれると半身ずつ襲い掛かってくる
おお！
おお！
左右の攻撃を殴り受け流し
おお！おお！
１，２パンチを叩き込み、わずかにひるませ
おお！
もう一体を両手で抱えて右膝を腹に叩き込む
ドゴオ！
精神を集中
右腕に二つの黒い光が現れ右腕を包む。
おお！
二体の体をバースト・カブター・スラッシュがまとめて貫通し大爆発を巻き起こす
今度は俺だな！
そう言って、マキシピームキング怪物がいきなりカブターの肩を引っ張り自分の方を向かせると
んぎゃ！
どんな高度も貫通する鋭い右突きを何度も繰り出し殴り飛ばす
ぐお！ぐお！ぐおおおおお！
胴体の分厚い装甲に砲弾を叩き込んだような跡が付く
されるがままに殴り飛ばされるもすぐに態勢を立て直して
んぎゃ！
殴りかかるマキシビームキング怪物のほほ目掛けて
おお！
カウンターを叩き込む
頭蓋を砕く一撃を受けるもそこれはキング、すさまじいタフなパワーで平然と戦闘を続けようとする
んぎゃ！
左突きがカブターを襲うも
おお！
そこにさらにカウンターを叩き込む。
拳がほほに当たった
浅いな！
カブターのカウンターパンチをあざ笑うマキシビームキングだったが拳に二つの黒い光が現れ腕を包む。
おおおおおおおおおおおお！
バースト・カブター・スラッシュがゼロ距離で発動、大爆発を巻き起こす
瞬く間に二体のキング怪物を倒しダークカブターの周囲には二つの黄金の光がただよっていた。
それはまぎれもないキングとキングの力だ。
それを両手で握りしめると光はダークカブターの体内へと吸収され力となる。
おおおおお！
一気に地面を蹴り、両の拳に二つの黒い光が現れ両腕を包む。
バースト・カブター・スラッシュをダブルで発動させ
おお！
おお！
おお！
アンレキサノクスキング怪物の高速移動を見切り
ヴェロニカキング怪物の大火力を正面から打ち破り
ゼローダキング怪物のパワーを振り切り
３体の腹に叩き込む
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおお！
くういいいいいいいいいいいいいいいいいいい！
ふうううううううううううううううううううううう！
ドカーン！
ドカーン！
ドカーン！
三体を撃破して３つの光を吸収する。
スリンダクキング怪物
イグサレルトキング怪物
が左右から襲い掛かるもいまのダークカブターは別格の力を発揮する。
キングに匹敵する力を持つダークカブターはいまやキングたちの力を得た。
いまやダークキングカブターと化したカブター
同じキングを冠する名を持ちながらこれほどの戦闘能力の開きができてしまう。
ダークカブターはそれほどの規格外の存在となっていた
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！
両腕のキング怪物たちを片手で振り回し地面に叩きつけバースト・カブター・スラッシュの黒い光がほとばしり二体を消滅させた。
黄金の光がダークカブターを包む。
いまこそキングたちの力を取りこみ真のカブターへと進化したのだった。
・
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・
月の本拠地に行くと神殿が存在していた。
来たか。カブター。
玉座の上に白いゴキブリ怪物が座っていた。
エルダーゴキブリ怪物となったいまのやつにこの力がどこまで通用するかはわからない。
だが、俺は負けない！
固形物を手に持ち目の前にかざす
変身！
聖なる光が身を包むと黒い闇の体にキングたちの力が合わり黄金に彩られていく。
黒金の究極の変身体が姿を現す。
カブター・キングダムフォームが誕生した瞬間だった。
無数のキングたちを取りこむことで誕生したキング以上の力だった。
そうか、ようやくこのときが来たか。よくぞ我が試練を乗り越えた。
ゴキブリ怪物、俺にこの力を与えて、お前は何を望む！
当然のことだ。究極まで極まった我が力でお前を討ち、終止符を討つ。
この戦いで人類と怪物、どちらが平和を手にするか。
俺たちの戦いですべてが決まる・・・。
長い沈黙がその場を支配した。
はあああああああああああああああああああああ！
しゃらあああああああああああああああああああ！
互いに闘志を燃やし瞬間、高速で移動を始める
ただの正拳がスクリュー波となって空中を行きかい激突する。
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ！
一気に距離がちぢまると、互いに横に向かって左右の腕をあげ、筋肉量が３倍に膨れ上がり、お互いにあらん限りの隙を生み、ひねれる限り体をひねると振りぬくように拳が衝突する。
最大威力のパンチとパンチが激突した。
それでも次へ、次へと拳を繰り出していく
互いに一歩も引くことはない。否、許さんれないのだ。
体を打つたびに地面と神殿が揺れた
はあ！はあ！はあ！はあ！はあ！はあ！はあ！はあ！はあ！はあ！
しゃらあ！しゃらあ！しゃらあ！しゃらあ！しゃらあ！しゃらあ！しゃらあ！しゃらあ！
はあ！
右拳が左胸を打つ
しゃらあ！
左足が右わき腹を打つ
はあ！
左ブローが左わき腹を打つ
痛みをもろともせずバク転しあごを蹴り上げ
しゃらあ！
着地すると
はあ！
すかさずタックルを叩き込む
ドカーン！
二人まとめて壁に叩き込んだ。
壁の岩壁内で大理石もろとも殴り合いが続き
ドガアアアン！
等々壁を突き破って二人が姿を現す。
はあ！
カブターが両手を左右に下ろし、精神を集中、岩石が念力で直進すると
しゃらあ！
同じようにゴキブリ怪物も精神を集中、
ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！ドカ！
念力で岩石が爆散し無力化する。
はあああああああああああああ！
シュイン！
テレポートして背後に回り込むと
しゃらあああああああああああ！
シュイン！
さらにテレポートしてカブターの背後に回り込む
はあ！
シュイン！
しゃらあ！
シュイン！
背後を奪い合う瞬間移動合戦が始まる
はあ！
シュイン！
しゃらあ！
シュイン！
はあ！
シュイン！
しゃらあ！
シュイン！
はあ！
シュイン！
しゃらあ！
シュイン！
はあ！
シュイン！
しゃらあ！
シュイン！
しびれを切らしたカブターは超感覚で瞬時に察知、ゴキブリ怪物の蹴りを手で受け止めて見せる
はあああああああああああああああああ！
空中を浮遊しながら連続パンチを繰り出す
しゃらあああああああああああああああ！
後方に浮遊しながら連続キックでパンチを打ち落としていく
はあ！
腕の関節が際限なく高速回転しドリルパンチを繰り出すと
しゃらあ！
同じくドリルパンチを繰り出しドリル同士が激突する
お互いに互角、後方へと吹き飛ばされた
はあああああああああああああああああああああ！
突如、嵐が吹き荒れる。カブターの超能力だ。
しゃらあああああああああああああああああああ！
ゴキブリ怪物も雷を招来させる。
雷と嵐が激突を始める。
ドゴオオオオオおオオオン！
ズガーーーーン！
互いの天候操作能力が空中で第二の戦いを始めた
うなる雷を蹴散らす台風ドカーン！ドカーン！
空中で火花が散る
はあ！
カブターの周囲に吹雪が空中に収束すると
シュバーーーーーーー！
しゃらあ！
ゴキブリ怪物の周囲に炎が集まり収束していく
ボオオオオオオ！
はあ！
しゃらあ！
ズドーン！
冷気と暖気が激突すると大爆発を巻き起こす
はあ！
勢いよく肩をつかむと
はあああああああああああ！
ほほを殴りつける
はああああああああああああああ！
さらに殴りつけると頬にトゲが生え拳を砕く
ぐお・・・
腕から真っ赤な血があふれ滴り落ちる
はああああああああああああ！はああああああああああ！はああああああああ！
痛みなど無視して殴りつけると
しゃらああああああああ！
カウンターのトゲが
グサ！
さらに拳を砕く
ぐっ、
あまりの痛みに後方へとたじろぐと
しゃらあ！
すかさずゴキブリ怪物の蹴りが胸にさく裂する
ぐはあああ！
地面を転がり何とか立ち上がると
その程度でえええええ！
カブターがトゲの貫通痕をなでると
はあ！
緑の光が傷口にあふれ
ピー！パラパラパラパラパラ！
奇妙な音が鳴り自己再生を完了させる。
ゴキブリ怪物も
バッ！
自らの皮を剥ぐとマントのように脱ぎ捨てた。瞬間的に脱皮、傷が完治している。
終わりだ！しゃらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！
右腕が３００の白い闇を放つ、トリプル・ダーク・ローチ・スラッシュが進化したエルダー・ダーク・ローチ・スラッシュだ！
俺は・・・負けられない！
精神を集中させると、９００個の金の光が現れ右腕を包む。
はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！
拳を振り上げ闘争の意思のままに一気に突っ込む
ゴキブリ怪物は迎え撃つように深く踏み込むと上半身をひねる
しゃらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！
互いの拳が交差した。
刹那の思考の中で妻りょうこの顔が脳裏に浮かぶ
ドカーン！
・
・
・
・
・
・
戦いが終わるとカブターは拳を振りぬいた姿勢でそこにいた。
ゴキブリ怪物の拳はカブターの腹を貫通していた。
すでに目に光はなく。息はない。カブターから腕を引き抜くとそれで戦いは終わりを告げたのだ。
カブター・・・またいずれ会うときまでさらばだ。
そう言い残しゴキブリ怪物は月へと帰ってしまう。
誰もいなくなった戦場に遅れてやってきたジェノサイダーはすでに自我がなく。
獰猛な獣の本能に従いカブターの亡骸を見つけると。
バキゴリゴリ！バキ！
カブターを食うことにした
体に熱さが宿ると
腹のVストーン赤、青、緑、黄はすべて歪曲し歪んだ
腹の中央にあるひときわ大きなカムイの石はどす黒くくすんだ色へ
腰の端末にセットする２０枚のフェニレフリンメダルはすべて古代怪物へと姿を変え、ジェノサイダーの腹の周りに伸縮自在の下半身をはやしてうごめいている
手の中にある六角形の謎の固形物インセクターは縦横縦横無尽の頭部の角だけにとどまらず四肢を昆虫の手足に変貌させ、背面にカブト、ヘラクレス、コーカサス、アトラス、ギラファ、アルキメデス、パラワンオオヒラタクワガタたちの７枚の羽根をはやさせた
さらに反対の手で固形物リバースクロッカーを手に同化させ、本来なら腰に装着するカプセルが砕け散りカプセルの中に眠っていた１０体の凶悪なモンスターたちが左手と一体化する。
四肢の赤、青、緑、黄の４つのXリングは制御装置であるリング部分が吹き飛ぶ、リミッターの外れた４つのVストーンレプリカは体と同化、戦闘能力を数倍から数十倍に高めた
首に下げる1000のドッグタグは鉄の亡霊となり体に無数の亡者たちが融合、銃を四方八方に乱射している
３つのWモーターは足首と同化しより精密な動きを可能にした
腰から下げた４つのゼロXキーホルダーは体と４重に同化、皮膚細胞をより強固に変質させていく
首に巻かれた5つのスルピリドマフラーはすべて口の中に納まり舌になった
腰のベルトのベルクロスカードは右拳にトリロジーファングが張り付き一体化、これでいつでも必殺のトリロジーファングビームを放てるようになった。
Wステッカーは生体マシンと化し足首に３つのジェットパックをはやした
224個のダイナソーＤＮＡカプセルは全身の手足を恐竜の形へと変貌させプテラノドンの翼トリケラトプスの角Tレックスのキバ、ベロキラプトルのかぎ爪、アンキロサウルスのハンマーに似たしっぽステゴサウルスの兼山のような背びれを与えた。それらは人の理性が無意識に抑え込み使っていた半端なダイナソーパワーではない。すべて本来のダイナソーパワーを引き出した姿だった
８種のオルシプレナリンウイルスが活性化、キバや爪や血液、代謝物に汚染、変異、寄生、増殖、害化、錯乱、誤認、恐怖の強烈な語句性を与え
胸のプルデンシャルブローチが眼球へと変化し、５つの念力を常時発揮する。
カブターキングダムフォームの力が宿ると
体から出１１９８つの光がすべてを吹き飛ばすと光に包まれ中からが姿を現す
シン・ジェノサイダーが誕生した瞬間だった。
カブターの１１９８まわりほど大きくなる
ジェノサイダー本来の姿がさらなる凶悪な進化を遂げる。
無尽蔵に強くなることだけを追求した純粋な美だ
カブターの1まわりデカいと言えば2倍ではないが1より大きいくらいの大きさ、おおまかに1.5倍くらいだ。それが１１９８まわりデカいと言えば1.5倍×１１９８＝１．７９７
カブターに１．７９７枚の装甲板を張り付けたような厚みを感じさせる体だ。そして何も厚みは横だけにつくものではない縦にも割り振られる。
１まわり１．５装甲板なら２まわりでカブター３人分の厚みだ。
１．７９７枚の装甲板を３カブターでわり算すると５９９カブター
つまりカブターよりも５９９倍大きい筋肉の鎧を着た化け物が誕生したのだった
キシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！
シン・ジェノサイダー・キングダム体の咆哮がこだまする。
