プロローグ
日曜日の夜。
今週もまた、そろそろ出勤。
当方は、しがないコンビニ夜勤。
オーナーでも無ければ、社員でも無い。
ただのパート・アルバイトだ。
店は自宅のすぐそば。
通勤と言うにはあまりにも近い。
近いからこそここを選んだんだが。
ここが出来てから、普段の買い物もここでするようになって、気が付いたら働き始めていた。
今更別にどうでもいいことだが、そろそろ勤め人を辞めてから2年になる。
馬鹿が付くくらい正直だったので、揚げ足というか、揚げ手を取ってねじ伏せられた。
特に未練は無いが、正直収入が激減したのはちょっと困っている。
色んな処から金返せと督促されるからね。
普段は昼間寝ているから、電話や宅配便のたぐいは一切出られない。
というか出ない。
出てもろくな事が無いからね。
傍から見たら、ただの引き籠もりみたいに見えるんだろうねきっと。
以前はコンピュータ関係の仕事をバリバリやっていた。
遠い昔のように思えるが、つい2年前までそうだった。
今でも時々、近所や知り合いから相談を受けては、PCのリカバリーとかをやることがある。
お金にはならないんだけどね。
さて、出勤だ。
金曜日まで連続夜勤。
帰ったら、真っ先にやることがある。
Twiterを開いて、こう呟くんだ。
「夜勤から帰宅だん。」