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第四章 屋敷
そういえば、男の名前を聞いていなかった。屋敷までの途中で聞くことにした。
「私は、新羅 幸太郎と言います。名前をうかがっても?」
「私の名前はカイン・ベアトリクス日本での名前は木島 聡でした」
「この世界にきて長いんですか?屋敷とか見てそう思っちゃったんですけど」
「そうですね、だいぶたちましたね。子供に転生してからかれこれ54年。まあここで話すのもあれですからとりあえず屋敷に」
そういうと屋敷の扉を開けてくれた。
煌びやかな大広間二つの階段に上には大きなシャンデリア、奥には絵画。まさに豪邸ってやつだ。
8人のメイドも従えてなんともうらやましい限りだ。
「助けてもらいありがとうございます。しかしなぜ、私が日本人だと思ったのですか?」
「それは、あなたが日本人顔だったからですよ。この世界で黒髪で黒の目は見かけないからですからね」
なるほど…。ということは自分の顔は転生前から変わっていないのか?
「すみません!鏡を見せてもらっても?」
そういうとカインは笑顔で頷き、後ろのメイドに指示を出していた。




