黒のゲーマーは召喚獣がお好き
プロートタートルの詠唱の部分が抜けていたことに後から気づきました。
修正したので、時間が立てば直ってると思います。
すみませんでした
ここは酒場から離れた暗い森そこに黒のゲーマーことクロトと白髪の少女はいた。
「ここらへんでいいだろう」
クロトはあたりを警戒し、いないことを確認する。
そしてクロトが詠唱を始める。
「我、そなたと契約せし物なり、契約に従い、今召喚に答えよ!」
【召喚:プロートタートル】
その一言を読み終えると空から一つの大陸に匹敵するほどでかい亀がゆっくりと落ちてきた。
そして木に当たらないくらいの所で、停止する。
亀の上からはしごが落ちてきたので、少女といっしょにはしごをつかむとはしごが亀の上まで一気に上がっていく。
クロト達が、上につくと亀は瞬く間に空の彼方へと消えていった。
亀の急上昇が終わり亀は空の上で泳ぐのに戻った。
そしてクロトは安全を確認して、
「ふぅ~まじで危なかったな」
安心してあたり一面の草原に倒れこむ。
それを心配して、上ではしごを引っ張ってくれていたゴブリンたちが顔を覗き込むように見ていた。
「お前らいつもありがとな」
クロトはいつものお礼を込めてゴブリンたちを撫でてやった。
とても気持ち良かったのか、俺の隣で寝てしまったみたいだ。
「ゆっくり休めよ」
クロト達は、その場から離れ亀の大陸の中心を目指した。
いくらか歩いていると草原の先に翼をはやした白い馬がいた。
その馬はこちらを見つけるとすぐに駆け寄ってきた。
そして近くまで来るとクロトを押し倒し甘えてくる。
「おーよしよし、お前はいつも元気だな」
その馬は、褒められるのが分かったのか嬉しそうに甘えてきた。
「悪いんだけど中心まで僕たちを送ってくれないか?」
馬は任せてと言わんばかりに乗れとアピールする。
僕と少女が背中に乗るとかなりのスピードで中心まで運んでくれた。
たぶん今は50キロくらいは出てるだろう。
そのスピードで走ってると中心まであっという間だった。
中心までつくと馬から二人ともおり、お礼をいう
「ありがとうね、これからもよろしくね」
馬はそれに答えるように鳴いた。
そして素早いスピードで去っていた。
クロトが見送ると、クロトは方向を変えて満面の笑みで言った。
「帰ってきたよ、みんな!」
そこにはクロトがこれまで契約してきた召喚獣達が待っていた。
いやそういうと少し誤解があるかもしれない。
このプロートタートルを含めその上のモンスター全員が、クロトが契約した召喚獣なのである。
クロトが声を出すと召喚獣達が、一斉にクロトめがけて飛んできた。
その感触は、ふわふわやもちもちといったいろんな感触がして、クロトは幸せだった。
「ごめんみんな待たせちゃって、そうだみんなに新しい友達を紹介するね」
クロトは名残惜しかったが、召喚獣達から手をはなし詠唱を始める。
「我、そなたと契約せし物なり、契約に従い、今召喚に答えよ!」
【召喚:ジークフリード】
最後の単語を読み終わると炎が舞いそこから赤い皮膚をもち、鋭い牙を持ったドラゴンが出てきた。
「今日からみんなも仲良くしろよ」
そしてドラゴンはこの状況に戸惑った様子だったが、今さっきでみんなと仲良くなれたようだ。
「よかったよかった、それじゃあ僕もそろそろ落ちるかな」
手首につけた腕輪を動かしメニュー画面を開く
すると自分の目の前にメニュー画面が現れる。
そこからログアウトボタンを探し見つける。
「それじゃあみんな、また明日ね」
そうあいさつしログアウトボタンを押す。
クロトは最後に小声で
「ユリカ、また来るからね」
と少女の名前を呟き少年はベットで目覚めた。