その始まり
戦隊ヒーローを主役にしたSFアクションの予定です。
文章はあまり上手くありませんが頑張って書いていきますのでどうか最後までお付き合いください。
これは現実なのか?
彼はそう自分に問いかけた。
目の前で起こっている光景はあまりにもあり得ないことばかりで、まるで何かの作り物のようだった。
場所は国会議事堂の正面ゲート、そこには彼とおなじ警備員が何人も倒れている。その惨状はたった一人の人物、中世の騎士を思い起こさせるような、仮面の男によって引き起こされていた。
「このヤロー!」
警備員の一人が拳銃を構え、仮面の男に発砲する。
しかし、男は素早く腰のサーベルを抜くと、弾丸をはじき返した。人間には絶対にまねできない早業で、
そして……
「うわ――!」
男の姿が霞んだかと思うと、さっきの警備員が後ろに数メートル吹き飛ばされ、地面に落ちて動かなくなった。
0.5秒にも満たない間に、男は5メートルはあった警備員との距離を詰め、蹴りをくらわせたのだ。
「フッ、弱いな、これではあまりにもつまらない。さっさと仕事を終わらせるか」
仮面の男はそう吐き捨てると、国会議事堂の玄関へと向かっていく。
その時、何台ものパトカーがけたたましいサイレンを鳴らしてゲートをくぐりぬけ、男を囲むように止まった。
何人もの警察官が銃を男に向ける。その後からSATのマークの入った車が駆けつけ、男にマシンガンを向けた。
「諦めろ! 投降すれば命の保障はしてやる!」
一人の警察官が叫んだ。
仮面の男は彼らを一瞥すると、うんざりしたようなため息をつく。
「人がせっかく仕事をしようという時に、邪魔しないでもらいたいね」
そう言って男は小さな箱を二つ取り出した。大きさはたばこよりも少し大きい、鉄でできているように見える。
「行け、ロバット!」
男は箱を放り投げる。箱は空中で小さなブロックに分かれ、一つ一つが大きくなっっていく。地上に落ちると、大量の人型ロボットに姿を変えた。
急に現れた敵に警察が一瞬ひるんむ。男はその隙を見逃さない。
「うわ――!」
警官が5人、まとめて吹き飛ばされる。ロボットたちも攻撃を始める。
一方的な戦いだった。警官たちの放った銃弾は全てはじかれ、当たっても全く効いていない。車は吹き飛ばされ、特殊部隊も次々と倒れていく。
「助けてくれ、」
その言葉を誰に対して言っているのかは、彼には分らなかった。ただ、この状況から救ってくれる英雄が必要だった。
「誰か助けてくれー!」
現場をまぶしい光が包み込んだ。誰もが一瞬動きを止める。光が収まったとき、
そこには5人のヒーローが立っていた。




