魔法の隠れ家
ある日僕は隠れ家を見つけた。しかもその隠れ家は、それこそどんな時にでも入ることが出来る魔法の隠れ家とでも言うべきものだった。
僕は隠れ家に自分の好きなものを詰め込んだ。好きな本、好きな家具、ずっと欲しかった絵画。その他にもずっと欲しかったけど部屋に入らないからと諦めていた様々な物品。
あるとき僕は、その隠れ家がいつでも入れる上に、その広さに制限がないことに気が付いた。いくらでも広がるのだ。
これを魔法の隠れ家と言わないでなんと言えば良いのだろう。
あるとき、友達に尋ねられた。
「最近、なんだか楽しそうだな。なにか良いストレス解消方法でもあるのか?」
「隠れ家でストレスを解消してるんだよ」
答えると、友達は羨ましそうな表情で隠れ家があるのんて良いな、と呟いた。僕は首を傾げる。こいつも隠れ家を持っているはずだろう。
友達が帰ったあと、僕は静かに目を閉じる。今日は隠れ家でなにをしようか。
この隠れ家は、本当に良いものだ。
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