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ギルド社畜の転職日記  作者: 森永 ロン
第三章 社畜、奴隷を買う
59/183

これであなたも『社畜』だ! ~アレンが教える『社畜』としての心構え~

*本編とは全く関係ないのですが、思いついたので……


*2023/3/9 誤字脱字修正

・其の一 「何時、如何なる時も自我を出すな。周囲のことを最優先で行動しろ」


 社畜は意思を持ってはいけない。常に周囲の喜ぶことを考え、例えそれが自身の不利益になることであろうと、躊躇することなく積極的に行動しよう。最初の内は抵抗を感じてしまうかもしれないが、大丈夫。すぐに心や身体が異常をきたし、そんなことを考える余裕もなくなるから。



・其の二 「一を百にするまで死ぬ気で頑張れ」


 予想する当初の利益が一であり、それ以上利益が絶対に期待できない場合においても、それが百になるまで継続して仕事を遂行しなければならない。百になる前に報告することは恥であり、そもそも、例え報告したとしても受け入れられることはない。



・其の三 「率先して自腹を切ろう」


 周囲に損失が出た場合は、例えあなたの生活が苦しくても率先して自腹を切ろう。そうすれば、あなたの行為に周囲に人々は感謝し、今後もあなたを頼ってくることになるだろう。その期待に応えるために、常日頃から節約して貯金をしよう。



・其の四 「仕事は最高の治療法」


 体調を崩した時に医者を頼ってはいけない。彼らは何の知識も持たない詐欺師でありながら、専門用語やそれっぽい言葉でこちらを混乱させ、全く効果の無い薬を処方し、高額な料金を請求してくる。そんな時間の無駄になるようなことは止めて、仕事に専念しよう。そうすれば、頭がボーッとして次第に気持ちよくなってくる。その状態が数日続けば、いつの間にか体調は全快している事だろう。



・其の五 「生物に睡眠は必要ない」


 世間には「寝なければ仕事のパフォ-マンスが落ちる」なんて言う者がいるが、これは大きな間違いだ。なぜなら、生物が生きるために唯一欠かせないものは呼吸であり、呼吸は例え寝ていなくても無意識の内に行われる。上記のように言う者はただの怠け者なので、その戯言に耳を貸してはいけない。寝ている間もこの世界では助けを必要として、あなたを待っている人がいるのだから。



・其の六 「土下座と呼吸は同義」


 土下座をカッコ悪いと思う者もいるかもしれないが、それは彼がまだ子供だからだ。大人は迅速に土下座をすることができなければならない。流れるような自然の動作で相手の前に跪き、相手に「踏みたい」と思わせるように頭を垂れる。あなたは常日頃行っている呼吸に対して意識したことはあるかい? 土下座もそれと同じだ。あなたが呼吸に対して疑問を抱かないように、土下座にも疑問を抱いてはいけない。それは当たり前の行為であり、あなたにとって必要なことだから。



・其の七 「周囲の犯罪はあなたの犯罪」


 あなたの周囲の誰かが罪を犯したとしよう。その時、あなたはその人を庇い、その人の罪を被るべきである。罪を犯したのが個人ではなく集団だった場合はなおさらだ。あなたが罪を被ることにより、罪を犯した者は救われて、残りの人生を優雅に過ごすことが出来るだろう。あなたは厳しい人生を強いられてしまうが、あなたの無価値な人生を誰かの幸福に変えることが出来ると思えばそれは必要な犠牲であり、あなたの人生に多少なりとも価値を付け加えてくれる最高の行為だ。



・其の八 「『死』は最高のご褒美」


 死を恐れてはいけない。誰かのために死ぬことはこの世で一番尊ばれることだ。そのため、誰かがあなたの死を欲したならば、迷うことなくすぐさまその命を差し出そう。「残された者が悲しみや責任感、罪悪感を抱いてしまう」と思うかもしれないが、そんなことはないので大丈夫。この世界であなたのことを思う人はいないので躊躇することはない。この世界から消滅することを示す『死』は、あなたに安らぎを与えてくれる唯一のご褒美なので、機会を逃さないように注意しよう。


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