第五章登場人物紹介
ただの設定なので読み飛ばしていただいても構いません。
・ゴルギアス・フォーキュリー(ヒト族)
年齢52歳
・フォーキュリー家現当主
・娘のフレイヤと同様、武の才能に秀でているが、現在は王宮にて官邸貴族たちに事務処理を押し付けられているため、その才を発揮する機会は全くない。
・王国貴族としてはかなり珍しく、平民や他種族に対しての嫌悪感等は持ち合わせていない。そのため、周囲の貴族からは陰でかなり陰湿な嫌がらせを受けている。
・娘のことが何よりも大切であり、娘に害虫が近づかないように常に気にかけている。
・クリニド(ヒト族)
年齢25歳
・アレンが冒険者ギルドで出会った冒険者
・実力はさほどではないが、仲間思いでパティーメンバーからはかなり慕われていた。
・仲間をドラゴンによって殺され、ドラゴンへの復讐を試みる。しかしながら、圧倒的な実力差の前に絶望してしまう。その後、冒険者を引退し生まれ故郷に帰ったとか。
・マルクリウス(ヒト族)
年齢58歳
・ブレイブ王国宰相
・常に淡々と執務をこなし、大儀のためには犠牲が出ることも厭わない冷酷な性格。そのため、周囲の貴族たちからはかなり恐れられている。
・他種族に対してかなり強い嫌悪感を抱いており、そのことになると我を忘れてしまうことも。
・ゴルバスト・スレイブ王(ヒト族)
年齢52歳
・スレイブ王国現国王。
・他者のことなど考えることなどなく、自身の欲望のままに生きている。他者がどんな目に陥ろうとも決して気にすることなく、自身に利があることであれば決行する。その結果、王宮内では賄賂や汚職が蔓延している。
・ヒト族至上主義であるスレイブ王国の元凶。他種族の排斥に特に力を入れており、王国内から他種族を一掃することを目論んでいる。
・ボルゴラム(ヒト族)
年齢34歳
・スレイブ王国元帥。
・自身では有能であると思ってはいるが、文武ともに平凡の域を出ない。今の地位は生まれ持っての貴族位の高さと、幾多もの汚職や暗殺の結果手に入れた。
・下級貴族であるにも関わらず、自身よりも武の才に秀でているフォーキュリー家を目の敵にしており、何かにつけてフォーキュリー家に難癖をつけている。
・フリンク(ヒト族)
年齢32歳
・スレイブ王国貴族
・ボルゴラムの右腕的存在。
・王国の陰に通じており、ボルゴラムの命により幾多もの貴族を葬ってきた。
・ヒト族至上主義思想がかなり強く、屋敷の地下室には他種族を拷問する部屋があるとか。
・ベニニタス(トラ族)
・第二次ドラゴン討伐時に集められたトラ族の奴隷兵士。
・スラム街で細々と暮らしていたが、突然訪れた奴隷商によって捕らえられ、何も分からないまま奴隷兵士として討伐部隊の前線へと送られた。
・ヒト族からはかなりの迫害を受けていた為、当初はアレンたちに対しても警戒心を抱いていたが、アレンたちの温かさに触れて心を開く。