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第3話〜SBC〜

〜前回のあらすじ〜

賞金稼ぎ団体SBCに参加することを決意した。

-----------



「とりあえずまぁ……1番近くのSBC支部に実際に顔を出しに行かなくちゃな。」




この国は「平和主義」がメインである。

犯罪者に賞金をかける仕組みができたのは王様の発言によるもの。


『平和主義を押し通すためには抑止力が必要だと思われる。

平和主義に感動?して同盟を結んでくれた軍事大国

「サンドニッシャー合衆国」

はともかく、実力主義かつ人間至上主義のヒューマライト王国は危険すぎる。

実力をつけねばならない……


そのために市民自体に強くなってもらうという案を提案する。

犯罪者を捕らえるという行為を通して強くなってもらうのだ。

警察を強化したり軍を作るという行為は国だけを強くし、

独裁政権を推し進めてしまう恐れがあるのだ……』


その後しばらくして賞金稼ぎ団体SBCが完成。

賞金稼ぎを通して強くなりたい、稼ぎたいという

人物の夢をかなえる足がかりとなったのだ。




「とりあえず電車に乗って移動するぞ。運賃はお前が払え。

アタシはお前の分まで払うほどお人好しじゃないからな」

「SBC支部ってどこに……?」

「1番近いのは……電車で2隣の駅に行けばいい。駅を出てすぐだ」


レイとチェイサーは駅に徒歩で向かった。



-----------



「ちょっと!アルーラ!!かなりヤバイことになってるんだけど!」

「え?レイ君は……??」

「それがヤバイの!えーと、何というかSBCとかいうところに参加するって!!」


「えすびーしー?」


「えーと、SBCっていうのは……犯罪者を捕らえる?

警察組織には……あまり関係してないし……えーと?」


焦って語彙力が消滅してしまったルイスと

SBCを理解していないアルーラ。


「そ……そうだ!インターネットで見せたほうが早いじゃん!」



-----------



駅から出てきたレイとチェイサー。


「駅から出て本当にすぐにある……

何がどうなってるのか、捜査に参加して

早く調べたい……」


「お前の顔じゃあ万が一戦闘が始まった時に不安すぎるな……」


賞金稼ぎ団体SBC支部。

中ぐらいの建物で、アホみたいにでかい訳じゃないが

これが本社だと言われても理解してしまう大きさだ。


レイはチェイサーの後ろをついていき、

SBC支部に足を踏み入れる。


「ああ、チェイサーじゃねぇか。

この前はありがとな。お前のおかげで今ここに俺がいるんだ。

今度奢らせてくれよ。」


大柄の男がチェイサーに話しかけている。


「やめとけって!24歳独身、優秀な成績を残してる

あいつだが、すっごい落とし穴があるんだ。


酒癖がすごく悪い。この前奢った時なんてダーツをやると思ったら

ダーツの矢の代わりに酒瓶投げたんだぞ!

しかも飲みまくって俺の財布の中身がすっからかんになっちまった!」


「え゛?」


チェイサーについての変な噂が流れてくる。

大丈夫なのかな……


「奢ってくれんのか?待ってるぜ。

あ、そうそう。そこのカウンターで……

なんか身分を証明できるものはあるか?」


「学生証はあるけど……」


「まあ、卒業してから1ヶ月以内だったらセーフのはずだから……

オーケーだな。とりあえずSBCに参加したいことを伝えてこい。

手続きが始まるはずだ。」


「簡単なんだな……意外と。」


レイはカウンターへと向かった。


「さてと……簡単な試験が行われる。

『こういう状況に陥った時どうする?』

という時間制限付き3択クイズだ。判断力を試しておかないと

犬死する奴が出てSBCの地位が堕落するからな。さーて、結果が楽しみだ……」


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