主な登場人物
設定忘れた人向けになります。
・アライ
今作主人公。元々『東ノ宮』王宮に仕える戦士。20歳過ぎ。第三界の日本幕末期に見られた洋式、和式が混ざった軍服着用。カーキ色のサファリハットを愛用。
”憤怒の勇者”としてナミカミに選ばれる。
基本臆病だが魔王軍が相手だと徐々に恐怖心が剝がれ落ち、憎悪や怒りが露わになる。被害妄想が多い。
主な戦い方は腰に下げている古刀『弁才天』を使った変則剣術。自作の暗器類を多数所持しているがあまり上手く扱えていない。相手の力の『見極め』と『即時対応力』に関しては飛び抜けている。
少年時代に住んでいた村を滅ぼしたヴァンと共にいたオケラに強烈な恐怖を刻みこまれる。この影響か性格と性癖が少し歪んでいる。その後スダ王に命を助けられ住み込みで王宮で働くようになる。
本作の一年前にヴァン討伐大隊の一員として選ばれるが復讐対象のオケラが近くにいる事が分かると他の魔王軍と戦闘中にも関わらず部隊を離れてしまう。一対一の死闘の末オケラを退かせる事で他の魔王軍も撤退していき、人類側の一時的な勝利となる。しかしアライの勝手な行動に処罰を求める一部の隊長、大臣達の声が上がったため『脱走兵』という形で北方の網縄刑務所に服役することになる。
・マキ
第六界にて行われる『ヴァン討伐試練』。その際に神官マブチを介してアライが召喚した女型の天使。ナミカミへの憎しみを抱いて生まれた天使。黒髪のショートボブに黒のパンツスーツと第三界で良く見られるOL感溢れる服装。
裸体主義の同業者の天使達からは嫌われている。
天界に戦いを挑んだ三体の神の一体”魔神マキ”の名を元にナミカミが創りだした。魔人から抜き出した名が天使の体に定着するまで12050回の拒絶反応が確認されている。容姿は魔神が人間だった頃の婚約者”野崎麻衣”がモデル。しかし性格は別人。基本誰に対しても優しく敬語で話すが同僚や上司の天使達には辛辣な言動を取る事がある。
神格クラスの硬度を誇る”天衣”を使用した格闘での戦闘が主。使用ラッパのモデルはトランペット型。ドがつく程の下手くそ。演奏するたびに幸せではなく終末5段階の内4以上を呼んでしまう為ルシアから使用禁止されている。
天界では大天使ルシアの副官。下界に逃げた堕天使達を殲滅する仕事を主に行っている。
大天使しか持てないナミカミの寵愛の証『神鍵』を並の天使で唯一所持。
魔神の記憶の一部を引き継いでおり、元の世界に帰って会いたい人がいる事を知ったマキは天使の職務をこなしながら破壊された魔神の復活と故郷への帰還を画策している。
・ハヤシ
天使マキが連れている鬼。普段コミカルな赤鬼のお面姿をしており人の頭や背中に張り付いたりしている。ひょうきん。
万物に憑依し本来ありえない力を発揮して戦う”完全憑依型”の鬼。お面状態ではたいした力は出せない。憑依対象の力を限界以上に引き出しすぎて殺してしまう事もある。
元々は天界に戦いを挑んだ三体の神の一体”鬼神ハヤシ”。二体の大天使を戦闘不能、大天使統括シンを死神ヤマモトと共闘して打倒している。その後マキ、モリノと共にナミカミに挑むが敗れる。ナミカミに名前の半分を奪われた事で力の半分を失う。
人間だった頃は行き過ぎたシスコン(妹)。妹に何度も求婚しているが断られている。
・モリノ
天使マキが連れている竜。普段は二輪バイク(メガスポーツタイプ)姿。そこから三輪型、四輪型、機竜型などの変形が可能。燃費が悪い。燃料は雑食。元は天界に戦いを挑んだ三体の神の一体”竜神モリノ”。
元々は形に囚われない”変身”を得意とする竜で、独特の妄想力により4体の大天使と同時に戦っても尚相手を圧倒するほど力を要する。
ナミカミとの戦いに敗れた後名前の半分を奪われ、『機械』という器に封じ込まれた事で”変形”しか出来なくなる。同時に言葉を話せなくなる。
大砲、機関銃などの兵器を体のあちこちに内蔵している。
人間だった頃は行き過ぎたアニオタ。自作の自立型AIを開発し、好きなアニメキャラに搭載して嫁にしようと画策していた。
・シュウ
第一修道教会代表。”傲慢の勇者”としてナミカミに選ばれるた勇者。自他共に認める世界最強の男。黒のロングコート。二刀の黒剣を使う。魔法の使用が確認されている他、多数の特殊な力を使用。一年毎に行われているスダ王から贈られる最高栄誉『雪月花』の最年少受賞者。
・ナツメ
第二修道教会代表。”嫉妬の勇者”としてナミカミに選ばれた女の勇者。10代後半らしいが幼い顔立ち。背が小さい。スレンダー。長槍使い。アライと共闘契約を結ぶ。
・カクタ
第三修道教会代表。”強欲の勇者”としてナミカミに選ばれた勇者。2メートル近い長身。クリーム色のローブに身を包んでいて顔が見えない。ナミカミを愛している。
・ナミカミ
創造神。八つの現実世界を生み出した。特定の人物を神隠しという異世界転移を行う事で世界に変化を与えて遊んでいる。下界に降臨している魔王達の元親。自身が下界に降りようとすると世界を崩壊させてしまう。
人間をやめてまでわざわざ自分を殺しに来たマキ達を大変気に入りペット感覚で飼い殺しにしている。
・ヴァン
第六界の魔王。ナミカミの子供。ステテコパンツ一丁。絵が好き。自分の城の最上階のアトリエで絵を描いている事が多い。人間が嫌い。人が恐いので人類を滅ぼそうとしている。
・オケラ
突如第六界に現れた男。ヴァンの配下として活動している。よくずれる銀の丸渕眼鏡に白カッターシャツ。優男。誰に対しても腰が低い。笑顔な事が多いが興味が失せた対象には冷たい態度を示す。『痛み』や『殺し』に異常な執着を持つ。”地獄に最も近い世界”と呼ばれる第八界の元住人。実力では圧倒的に力の差がある『七天』の大魔王マルバを『しつこさ』だけで精神的に追い詰め自殺に追い込み、ナミカミから異世界転移の権利を手に入れた。第八界に居た頃は『カゲロウ』と名乗っていた。変幻自在な謎の生物『カゲ』を使役しておりオケラは「彼ら」と呼ぶ。第八界でのあだ名は”死霊”
・ジャック
第一修道教会に雇われている断罪屋。灰色のロングコートの男。金の亡者。異世界から来たらしいが詳細は不明。解読不能の呪術を使う。教会の人間達からはJJと呼ばれている。
・ヒラオカ
本編とは違う異世界、第八界に住む元勇者の男。第八界から生まれたイレギュラー。絶望の反存在。荒廃した世界を散歩感覚な軽装で歩いている。魔物に殺されそうになっていた人間だった頃のマキ達を偶然助けてしまう。『七天』の大魔王達含めて第八界歴代最強と呼び声が高い。その圧倒的な強さが原因でナミカミに嫌われている。