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A子ちゃん

小学生の頃の私は目立つこともなく成績も平均で大人しかったんです。


ただ私の学年は素行が悪く、授業中に暴れてはよく学級崩壊し手に負えず学校をやめる先生も何人か居たくらいでした。


同時期に学校全体で「発達障害の子を普通の学級に入れて皆と同じ生活をさせよう」という取り組みが行われていて、同級生は先生の目を盗んでその子(以下A子ちゃんという)をいじめました。


体操服を入れる袋を頭に被してサンドバッグにしたり、トイレに連れて行きホースの水をぶっかけたり・・・


でもA子ちゃんは自分が何をされているのかさえ理解できていない様子で、「痛い、痛い」と言うだけで抵抗もしません。なので皆は味を占め、初めは一部の生徒だったのが最後は学年のほぼ全員でA子ちゃんをいじめました。


すれ違う時に思い切り蹴り飛ばしたり殴ったり、鉛筆の先で手の甲を刺したり、どれも先生が居ないところで行われます。


私はというと、もともと引っ込み思案な性格から止めることも、先生に話すこともできず、ただただ見て見ぬふりをしていました。


最低です。



そのうちA子ちゃんの親がA子ちゃんの体のアザや傷を不信に思い、学校に申し立て時間がある時は事業参観に来ていました。


でもそれが火に油となり、A子ちゃんの親が居ないときのいじめがエスカレートしました。


そしてA子ちゃんは学年が上がると同時に引っ越してしまいました。




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