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オークの世界とエルフの世界

とりあえず試し書きです。最初が結構長いかもしれません。


ごめんなさい。湖じゃなくて泉ですね。修正しました。

オークに背の高さを追加しました。

青の本→青い本。作者がすっかり忘れていたので変更しました。

オークAの主人公への名称おやびん→姐さんに変更しました。

「あー、わからん。ちっとも分からん」


 俺は机に向かって今までペンを走らせていたが、内容が分からなくて投げ出した。もちろん机に向かうなんて勉強以外ありえない。他の理由で机にも向き合いたくもない。


 俺の名前は【十朱 碧尭(とあけ きよたか)】2浪中だ。俺の頭はそんなに出来が良くない。そのため毎年、親に縋っては今年こそ今年こそと、頭を下げ何度も挑戦してた結果がこれ。もちろんこんな俺に彼女も出来るわけがないのだ。そして先ほど勉強してたのはそれだ。


「俺、向いてねーのかなぁ。うっしコンビニ行ってくるか」


 現実逃避だけは一人前の俺は家を出る。それが俺とこれから幾多の時間を共にするこの本との出会いになった。




 家を出た俺は、いつものようにコンビニへ向かう。2浪の俺はコンビニ常連だ。自炊出来るか出来ないかと言われたら、やろうとすれば出来るんじゃないかと答える。でもきっと俺はやらないな、そう言うやつなんだ。

 コンビニに着いた。いつものようにアレ本コーナーにしがみ付いてる変な爺さんも居るが、俺は軽く無視して弁当と飲み物を適当に買う。

(コンビニの店員も男だし、俺は今日も付いてないのだろうな)

 そんなどうでもいい事を頭に浮かべながら、コンビニを出た後に道すがら歩いていく。そんな中、この俺に声をかけてくる酔狂な人間が居たらしい。


「ちょいと、お前さんいいかい?」

 俺にどうやら声を掛けているらしく、首を傾けると来い来いと手首の運動をし始めた。とても怪しいフードを被っており、今時の占い師でもそりゃねーんじゃないかと思う胡散臭さだ。

「この辺りで、赤と青の表紙の本を見つけたらワシのところへ持って来ておくれ」

 声を聞く限りでは、爺さんなのか婆さんなのか判断出来ない。言うだけ言ったら去りやがった。頼むだけ頼んではい、さようならってどうなんだと思うね俺は。声を掛けたのが間違いだっただろう。たとえ俺が見つけても持ってくる気は無い。残念だったなと心で返事をする。


「たく、あのヘンテコフードはなんなんだ」

 意味もなく愚痴る。別に怒ってるわけでも不服だったわけでもなく、何か理由が欲しかっただけだ。

 ただ自宅のぼろアパートに向かっていただけなのだが、何やらちかちかする。目がやられたのだろうか、と出所を探す。どうやら橋の下から何か反射しているようだった。橋は通らなくてもアパートに帰れるため、普段は通ることもない。

 俺は興味が引かれてなんとなく、探してみた。近くに行くと何も無く、何かが反射したって訳でもなさそうだ。周辺を探してみたが特におかしいものは落ちてない。いったい何が反射したと言うのだろうか。

「おっかしいな…俺の目が勉強しすぎでやられたのか?」

 ブチブチと文句を言ったのは無駄に労力を費やされたからだ。俺はそのまま去ろうとした時、足元に違和感を感じた。明らかに何かを踏んでいるのだが何もない。そんな不思議な感覚。

「なんだなんだ?何もないんだが…ん?」

 手で触れてみると完全に透明な何かがある。手で持てるサイズだ。とても平べったいが本当に透明になってて何も見えない。ガラスとかではなく完全にあちら側が見えるぐらいだ。試しに橋の下の川にそれを突っ込むが、川の水だと触れることすら許されないのか波紋すら立たない。


 俺はその完全透明の板をそのまま持ち帰ることにしてみた。気のせいではなく、確実に何かがある感触はするもので、流体物には触れることが出来ず、固体のものだと触れることが出来るようだ。試しに机に当ててみたらバンバンッとちゃんと音がした。

「ふーむ、磨いてみたら見えるようになるかな」

 試しにごしごしと磨いてみる、効果があるわけがない。俺は結局わからず板を投げ捨てる。本当に投げたらどこに行ったか分からなくなるので、分かりやすいところに置いた。その上に鉛筆でも置く。若干だが浮いて見えるのでとても分かりやすい。

 愛用のノーパソでインターネットで検索しても見つからない。当たり前だがアクリル板とかそんなレベルではない。完全に透明な板などこの世に存在しなかったのだ。俺は勉強と一緒にその透明な板のことも投げ出すことにした。もう寝よう。



(なんだ…ここは…?)

 俺は寝たはずにも関わらず、目を覚まし宙に浮いていた。夢にしてはやたらと浮遊感がリアルに感じられた。もちろんこんな夢も見たこともないし、生まれて初めての経験だった。周囲を見渡すがまるで宇宙空間だ。360度見回したが何もないので俺は今度は上と下に向けて探してみる。下に何かが見えるとても大きな球体が。

(地球か?いや、それにしても何で"真っ二つ"に割れてるんだ?)

 俺の足元には確かに丸い惑星みたいなものが見える。しかしその惑星は完全に2つに分かれている。もしこれが地球だったらマントルやらコアが大変なことになっていると思う。そしてその2つの惑星の間には本が置かれていた。本は空中にもかかわらずくるくるとゆっくり回るように動いてるため、表表紙と裏表紙が確認できる。

(あれは、赤と青の本!?まさかあのローブ言ってた本なのか?)

 その本は赤と青の表紙を持った本で、中身はとても薄そうなぐらいしかここからでは分からない。近寄れないかと近寄ってみたら近寄ることが出来た。どんな構造なのか分からないが、とりあえず本を手に取る。

 辺りがまぶしい光に包まれた。俺も割れた世界も、そして宇宙までもが光に吸い込まれていった。


「うわぁぁっな、なんだったんだ!?」

 まるで夢から帰って来たかのように俺は飛び起きた。でもまだ夢を見ているようだ。

(なんだこの眩しすぎる光は!?)

 周囲を見ると確実に俺の部屋だが、深夜2時を回っていた。それにも関わらず今も眩しいぐらいに光っている。光の出所は机の上。あそこは透明な板を置いたところだ。

 俺は引かれるように立ち上がり、その板のところまで行く。そして手に取った。

「これは、あの時の本?赤と青の本だよな……」

 手に持って表紙を見ていたが赤一色と青一色の表紙なだけで、他は何も変哲も無い。俺がこの本を手に取っても光はまだ収まっていない。

「開かなきゃわからんか。うしっ」

 これ以上見ていても何も起こらないと思った俺は本を開くことにした。


 そして俺は――


――【赤の表紙を開いた】――



  ***



「う、ここは…いったい?」

 目を覚ますと森の中に居た。俺は本を開いた。そして光に包まれていつの間にか眠っていたらしい。

「いったいどうなって…ってこれは誰の声だ?」

 聞いたことも無い女の声が俺の口から発せられた。あーあーと試しに発声してみたが、信じられないことに俺の声らしい。好みかどうかと言われたらかなり好みの女の声だった。声を確認した後、座りながら辺りを見回したが、一面木々だらけで森としか表現が出来そうにない。

―チャラッ

 見回した時、首元から何か音がした。何やら首から掛けているらしい。俺は確認をする。

「ってなんだこれ!?」

 首元を見ようとしたら膨らんでいた。どうやら胸の辺りが異様なほど膨らんでいる。重みもあるし気のせいではない。気になったので触ってみることにした。

「うーん、柔らかい。そして何故触られてる感触もあるんだ?」

 俺。何か異常がでも発生したのかと思い、首元から服を引き中を見る。

「む、胸…?これおっぱいだよな……なんで俺に!?」

 もう一度触って確認すると確実にある。触る感触と触られている感触があるので自分の胸であることは確認できた。

「え、俺まさか……気付かないうちに改造されてたりとか…」

 とりあえず立ち上がることにした。先ほどから気のせいかと思ったのだが、やたら下半身がスースーすると思ったらスカートまで穿いていた。ちなみに捲ってみたら白だった。

(うん、ちょっと興奮するがこれはどうなってんだ?)

 胸がこれならと、下も触って確認してみたがやはり付いていない。つまり俺は怪しい光と共に女に改造されて森に捨てられたらしい。ご丁寧にも衣服まで揃えて。


「ああ、そうだった。後は首元の……これは青い本?」

 首元から掛かっていたのは"青い本"であり、だいぶ小さいサイズになってしまったがまるで赤と青の本にそっくりだ。裏表紙を見てみると全てが青いので、この本を青い本と命名する。青い本は首から鎖か何かで繋がれており、鎖の端にはチョーカーで結ばれているため外せそうに無い。ちなみにそのままぶら下げると胸の谷間に丁度来る。そしてこの本はいくら力を入れても開くことが出来なかった。

「よく分からんがとりあえず森から出よう。例の樹海だったら大変だしな」

 不吉なことを考えつつとりあえず歩き回ることにした。森は深く、結構歩きづらい。それに先ほどからスカートから覗く太ももにもチラチラ目が行ってしまう。いくら自分が女になったとはいえ、免疫が全く無いので目の毒だ。

 そう思っていたのも束の間。慣れてきたらそこまで気にならなくなった。そして森が抜けるとそこは広大な草原に続いていた。

(こんな地理、日本にあったっけかな……)

 そう思うのもおかしくなかった。どこまでも続く草原。はげ散らかした荒地も見える。何かの生物も居るような気がするが、とても見たことが無いような生き物だった。中には空も飛んでいるものも居てまるで異世界にでも来たかのようだ。


「はは、まさかなー夢でも――

―ガサガサガサッ

 近くで物凄い数の音がした。すぐにそちらへ視線を向ける。

「うわっなんだあいつら……オークなのか?」

 音の発生源に目を向けると確かに集団のオークの群れが見える。オークは5匹いた。空想のものかと思っていたが、実際に【緑色の肌をしていて頭が禿げており、背は今の俺の胸の辺りの高さで小太りな体系。口から牙も飛び出していて、その鼻はまさに豚の鼻。腰には汚らしい布が巻かれており】どう見てもオークにしか見えない。

「お、おやびん!女が居ますぜ!!」

 俺の方を指差しながら言う。やはり俺は女になっているらしい。しかも何故オークらは興奮してるのだ。かなり気持ち悪い。

「女だと!?バカな…おお!しかも極上じゃねーか!」

 オークの親分らしきものが声を荒げると、集団でこちらに近づいてくる。こちらは女になっている俺しかいない。とても勝てないだろう。とりあえずは情報収集だな。

「ここはどこなんだ?教えてくれないか」

「あぁ!?ここは【スピネル王国】の【クォーツ平原】だ。何言ってんだこの女」

 とりあえずよくしゃべる子分はオークAと名づけよう。オークAが言うのはスピネルと言う王国らしい。もちろん日本ではないのは確実だ。海外なのか?海外にはオークが蔓延っている草原が存在するのか、とも思ったがそもそも日本語をしゃべってる時点でおかしい。総じて異世界の可能性が極めて高い。次は自分の姿を確認してみようか。

「鏡とか持ってないか?自分の顔を見てみたい」

「んなもん持ってるわけねぇ!おめーの顔なら超が付くほど極上だぜぇ」

 そう言ってオークAは舌を出して舐めた。まるで俺の体を嘗め回すかの表情で吐き気がする。まさかと思うがこいつらの目的は俺の体じゃねーだろうな。

「ところで、お前達の目的はなんだ?」

「女と言えば犯す、当たりめぇだろ!!」

 オークAが答えてくれるが、やはり俺の体が目当てらしい。異世界らしきところに飛ばされ、女にされオークにレイプとかマジでしゃれにならん。この状況下では交渉は不可能だろう。とにかく逃げるのが先決だな。

「おら、捕まえたぜ!」

「なにっ!?」

―ガシッ

 後ろからもオークが潜んでいたらしく回りこまれていた。そして捕まってしまった。ついでに胸も軽く揉まれて凄い気持ち悪かったがそれは置いておく。このままじゃ童貞卒業より処女卒業とかとんでもない開幕デビューになる。

「はなせっよ!!」

 思いっきり振り払うように体を動かした。そしたらありえないことが起こった。

―ブオンッ――ズドオオォンッッ

 俺がオークを振り払ったら物凄い勢いでそのオークが振り払われて吹っ飛んだ。先ほどの森に生えてた木に激突して頭を回している。あれはとても痛いだろう。よく分からないが俺は超怪力美少女戦士に改造されてしまったらしい。

「お、おやびん!あいつ強いですぜ!」

「構わん!やっちまえ!あんな上玉、逃せるかっつーの!!」

 再びオークたちが襲ってこようとする。怪力だって言うならいくらでも戦いようがある。適当にポーズを構え、とりあえずいつでも殴れるように体勢を整える。相手がオークだと言うならば、その知性はそこまでではないはずだ。案の定、単純に飛び掛ってきただけだ。

「うっおりゃーー!」

 俺は掛け声と共に飛び掛ってきたオークを思いっきり殴った。

―ズバアアーーンッ!――――ズドォォォンッッ!!

 物凄い勢いで吹っ飛んでいったオークはかなり遠くにある木まで吹っ飛んでぶつかった。怪力と称せるほどの次元では無かった。心で成仏しろよ!と思いながら第2波を放つ。心得の無い俺でもオークたちが怯えているため狙いも簡単だった。



  ***



「申し訳ありやせんでしたー!!」

 俺の前でオークAだけが残っており、オークAが俺に土下座する。土下座するたびにチラチラパンツ見てくるのでとてもイラつく。

「ああ、命が助けて欲しければ従え。それと情報提供もよろしく」

 オークAはヒェェェと怯えた声を出すが、所詮低級モンスターだ。力で押し付けておかないと、後々何をしでかすか分からないから強気に出ることにした。

「この世界のことと、情勢とか教えてもらえるか?」

「ハッ!?い、いえ何でもないです!ここは【ペツォッタイト】と言われる世界でして、王国が複数ありますが、ここはそのうちの一つの【スピネル王国】です。そしてここが【クォーツ平原】と呼ばれる平原です。【スピネル王国】は力が強く、あまり頭脳的ではない者が多く生息しております」

(つまりはこういうやつらが大勢いるのか。さっきからチラチラと見んなっつーの。見えてるんだよ!)

 ギンッと睨むとヘヘーと頭を下げた。まあ悪い気分でもないな。

「し、しかし驚きやした。この世界に女がいるなんて」

「ん?それはどういう意味だ?」

「ヒェェェ!【ペツォッタイト】には女は一切居ないでやんよ。男のみなんでやんすぅ!」

 オークAは地面に頭を擦りつけながら「ナンマイダ、ナンマイダ」と何やら唱えてる。常識と知性をもっと付ければ下手すると俺より日本人っぽいんじゃないだろうか。

「とにかく童貞の世界ってところか。悲しい世界だな」

「あ、姐さんがオイラの初めてになってくださっても……ヒィィィッッ」

 俺はギロリと見る。こんな小物で初めてになってたまるかっつーの。大物でも初めてになるつもりは無いけどな。

「鏡とかねーか?自分の顔も確認できやしないし」

「鏡でやんすか?オイラらはそう言った装飾品の類を持たないので、隣の国へ行くしか……」

「なーるほどね。まあそういやそうか」

 こんな知能も持たない連中が鏡とか持ってた方が気持ち悪い。隣の国の話も出たことだし他の国の事もとりあえず聞くだけ聞いてみようか。

「理知的で女に手を出さなそうな国はあるか?」

「そうでやんすねー。インプの国【パパラチャ王国】はどうでやんすか?」

 新しい名前の国だ。インプと言えばずる賢そうだが、まあこんな小物よりは知能を持っていて話も出来るだろう。とりあえず詳細を聞くことにする。

「で、インプの特徴は?」

「えぇ力が弱いため位がかなり低いでやんすが、頭はとても良いでやんすね。それと男色でやんす」

「男色って…つまり男と男がごっつんこってやつだろ?マジで?」

 コクコクと一生懸命頭を振っている。まあ、女の居ない世界だったらありえるか。

「でも、女が現れたら分からんだろ?女はこの世界に居ないんだろ」

「いえいえいえ、大昔には女も居やしました。その頃からインプは男色なんでやんすよ」

(大昔にねぇ。まぁよく分からんが、とりあえずインプとやらに逢いに行くべきか)

 頭の中で整理をしていると、俺を見ていた(正確にはパンツを)オークAが口を開いた。

「ところで、その首元のはなんでやんすか?見たこともないものでやんすね」

「ん?この世界の物でもないのかこれ」

 色々な角度で再度確認する。これ何故か開かないんだよな。

「オイラも見せてもらっていいやんすか?」

 俺はとりあえず許可をした。やたらと胸ばかりジロジロみた気がするが、この世界の住民ならこの本のことが分かるかもしれない。

 その時――

「姐さん、これ開けそうやんすよ」

 そう言ってオークAが本を開いた時辺りが眩しく輝いた。

「な、何だ!?お前何をしたんだ!?」

 オークAに向かって言うが何故かオークAの姿が無い。そして返事ももちろんない。俺は光に包まれて自分の姿を失った。



  ***



「う、ここ…は?おい、オークお前何を…」

 俺は起き上がった。どうやら気を失っていたらしい。しかも草原ではなくなって、綺麗な川が目の前に通っている。あたりを見回したが誰もいなく、後ろは森になっている。

 オークAに騙されたのかもしれないので。俺は体を確認した。あれの後とかだったら超悲惨だ。だが、痕跡どころかあのふくよかな胸も消えている。

「ま、まさか俺は男に戻ったのか!?」

 よく確認してみる。声は男、胸もない。ちゃんとあれも付いてる。俺は男に戻ったのだ。理由は一切不明だが男に戻れたことに歓喜した。

―チャラッ

 胸元にはやはり本があるらしく今度は本が"赤い本"になっていた。女の時と同じでチョーカーと鎖で結ばれている。単純に赤い本になっただけと思われる。そしてやはり本を開くことは出来なかった。

「いったいどうなってるんだ…これは?」

 そう声に出しても誰の返事もない。とりあえず川に沿って歩くことにした。

「うーん、見事なまでに川と森だな…。しかしオークがいた【スピネル王国】だったかなんだかより、ずいぶん綺麗に見えるような気がする」

 そのまま、心も表れるほど綺麗で透き通ってる川を沿って歩いていくと、水音が聞こえた。気のせいかと思ったがどうやら森の奥から聞こえるらしい。俺はソロリソロリとゆっくり近づいた。

「なっ!?」

 俺はつい声を出してしまった。その先には綺麗で泉になっており、真ん中に裸の女性が水浴びをしている。その女性は【とても綺麗なペールブロンドの腰近くまで長く伸びたストレート。そして長い耳】まるでエルフと言われてるあの種族を思い浮かべてしまった。

 俺は声を出したのがまずいと思い、慌てて隠れようとしたが遅かった。

 既にその女性はこちらを見ていた――



  『きゃああああああああーーーーー!!!!』


 俺の異世界の旅はまだまだ続く






どうもお疲れ様です。パンツラ?普通にあります。今後もあります。ええ。

まあ中身男じゃつまらないかもしれませんね。


インプ好きはごめんねー。モーホー設定ですごめんなさい。

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