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第2話:自身の目覚めと人生の転機

「はぁ……えらい夢を見たな……」


昨日は俺の部屋に美緒が夜這いを仕掛けてきたので、リビングに移動して寝たのだ。

その夜這いが原因なのかあらぬ夢を見てしまった。


「だがしかし、アレは夢だ。幾らなんでも現実にあんな事は起こらないだろう……現段階では」


昨日の夢を思い出しながら顔を洗い完全に目を覚ます。すると美緒に出会った。


「おはよ」

「お、おはよう……」


なんだ? 妙にモゾモゾしてるが、昨日の事がそんなに堪えたのだろうか…


「どうした、そんなモゾモゾして」

「っ! なんでもない! なんでもないよ!!」

「昨日の事か? 悪かったとは思ってる、けどな? 俺もお前の事を大切に思ってるんだぞ? そこは理解してくれ」

「う、うん…昨日は私もちょっと強引過ぎたかなって思ってて……ごめんね?」


だから、そう赤くなるな……夢の事を思い出すだろうが……! そう思うとこっちも顔が赤くなる。


「はぁ……欲求不満なのかな……」


小声で言ったつもりがどうやら美緒に聞こえていたらしい。


「あ…あ、あれで欲求不満なの!?」


何の事を言ってるんだ……?


「美緒、何の事言ってるんだ? あれって何?」

「え!? あぁ~……あはははは……ナンデモナイヨ」


この反応……まさか……


「まさか……ドリームスキャン使ったのか?」


ドリームスキャン、他人の夢を覗き込む魔法、それほど難しくない上に、対象と親密な程難易度は下がる。

夢の登場人物に自分が出ている場合はその夢に意識だけ入る事も出来る。

簡単にブロック出来るが寝る前に意識していないと以外に簡単に入り込まれる。


「何の事かな…?」

「ボソボソボソ…………」


夢の内容の一部を耳元で囁く。


かぁぉぁぁぁぁ………っと耳まで一気に真赤になった。


「やっぱり使ってるんじゃないか! よりによってあんな夢の時に!!!」

「だって寂しかったんだからしょうがないじゃない!! まさかあんな夢見てるなんて思わないでしょ!?」

「だったらキャンセルすればよかったじゃないか!!」

「そ…それは……ゴニョゴニョ……」


とにかく昨日の夢の内容を見られたのは間違いない……最悪だ…


「おまけに、前に使うなって言ったよな?」

「うっ…!」


以前にも使われた事があったのだ。

おまけにそう言うときに限って見られたくない夢だったりする。


「さて……どうしてくれる?」


美緒に詰め寄る。


「じゃ、じゃあ、昨日の夢を……正夢にするって事じゃ……駄目?」


アウト、予想外、飯でも奢らせようと思ってた俺には完全に想定外の返答だった。


「………は?」


余りにも現実味が無い答えだったので拍子抜けの返事になってしまった。


「別に……嫌じゃないよ?」


顔を赤くしながら上目遣いで俺を見て来る。

なんか卒業してから一段と過激になってないか!?


「と、とりあえず今回の罰は今度飯を奢ってもらうという事にしておく。俺はとっとと飯食ってバイト探しに行く」

「意気地なし……」


後ろから何か聞こえたが聞こえない振りをした。

これ以上一緒に居たら既成事実の方が先になってしまう……


街中を歩きながら昨日の出来事を振り返る。

卒業式とは言え、幾らなんでもイベントが多すぎだ。

まさか朝まで引きずる事になるとは思わなかった……

気を取り直してバイトの面接に行くとしよう。


「すみません……バイトの求人見てきたんですが……」


他人に話しかけるときはこんな簡単な言葉でも心臓がバクバクする。

そして自分が思っている以上に小声になってしまう。


「んー……何歳?」

「16……です」

「あーごめんね、うちは18歳からの募集でね……」


嘘付け、15歳からって求人票には書いてあったぞ。

まぁ第一印象で決まる部分もあるから此処はもう駄目だな。


「す、すみません……失礼しました」


何とか言葉を紡ぎながら、店を後にする。

中学3年間の無口癖が此処まで酷くなっているとは思わなかった。

美緒と祖母以外に話しかけるにはまだ抵抗がある。

こうやって面接を受けながら直していくしかない。


「あれ…? 住所だとこの辺りだったはずだけど…」


次の面接先を探している内に、いつの間にか路地裏に来てしまった。

此処は治安が悪い。

不良やチンピラが毎晩喧嘩を繰り返している所だ。


「離してください!」


声がした。

今の時期は他の都市から初めて首都アヴァロンに来る人が多い時期だ。

道を間違えて裏路地に入り込んでしまったらしい。

俺と美緒は日本から次元移動のゲートを使ってディートハルト中学に通って居た。

始めの頃は俺も迷いそうになった。


「別に…ちょっと遊ぼうって言ってるだけじゃん? 初めてでしょ? 俺達が案内してあげるって」


人通りが少ないのでかなり強引だ。

そのまま拐ってその辺の廃工場や廃倉庫に連れ込まれて事件になった記事を何度か見たことがある。


「ああ言うのには関らないのが一番だからな……」


自分に言い聞かせる。

もう喧嘩は辞めたんだと……


「どうでもいいじゃないか、知らない他人だし、俺には関係ない」


関わって前みたいな事になるのはもう嫌なんだ……!!


(本当に、それでいいのかい?)


祖母の言葉が頭を過ぎる。

その言葉が何度も頭の中に鳴り響く。


「相手だけでも……」


気になって覗く。

相手は2人組、片方はどこかで見たことがある。

何処だっけ……?

ナンパされてるのは、金髪の女性だった。

だがそれ以上の事は遠目なので良く見えない。


「警察呼びますよ?」

「面倒臭いな……さっさとヤッちまう?」

「一番近い工場は5分くらいだし済ませちまうか」


金髪の女が青くなる。

自分がこれから何をされるか気が付いたようだ。


「や…誰か……助けて……」


その言葉が幼い記憶と重なった。

その瞬間に俺は反射的に飛び出していた。


「おい、ちょっと待てよ」


自然と言葉が出てくる。

さっきまでは面接のおばちゃんにビクビクしながら声を掛けていたのが嘘のようだ。


「何だよ? お前も混ざりたいってか?だったら金払えば混ぜてやるぜ?」

「冗談は休み休み言えよ、その子は俺の友達でこれから約束があるの。退いてくれない?」


定番だなぁ……でも此処で引き下がってくれるほうが俺にとっては非常に都合がいい。

何せ飛び出したのはいいが、感情的に飛び出したので何も考えていないのだ。


「は? 何嘘言ってるんだ? 初めて此処に来るのに友達なんか居るわけねーだろ」


作戦破綻、やばいどうしようかな……


「どうします? 近藤さん、コイツボコればいいんじゃないっすか?」


近藤? 

あ……思い出した。

小学生の時に美緒がおっぱい触られて泣き付いてきたからボコボコにした奴だ。


「運が悪かったな。でしゃばってくるからこういう事になるんだよ」

「そうだな、美緒のおっぱい触って俺にボコボコにされた近藤君?」

「!!?」


あー驚いてる驚いてる。

そりゃあ一番荒れてた時期の俺が私怨でボコボコにしたからな。

今思うとやり過ぎたなぁって思う位……


「お…お前…双真か……!?」

「ああ、そうだけど? 今バイト探し中」


ビビってるって事はそのまま押せば何とかなりそうだな……


「お前……中学に入ってからすっかり丸くなったじゃないか……」

「分かんない? 美緒と約束してたんだよ、中学は大人しくしてたら、卒業したらなんでもしてあげるって」

「あ…あの…美緒が…何でも……?」


さすが小学生の時におっぱいを揉んだ事はある。

「なんでも」と言う言葉にえらい反応してるな。

思考回路が簡単に読める……あまり分かりたくない内容だが……


「けど……もう卒業したじゃん? て事はさ……もう暴れていいって事だよな? 今此処でリハビリするか…?」


ニタリと笑う。

当然演技だ。

昔の俺を演技すればあの時の恐怖が染み付いている近藤は諦めるかもしれない。


「なにコイツ、うぜー…」


ガツン!


いきなり顔面を殴られた。

近藤ではない。

後輩の方だ。

急な出来事に反応できず倒れる。


「なんだ? コイツよえーじゃん! 先輩、ビビる事ないっすよ! 昔何かあったのなら今此処で返しちゃいましょうよ」

「なんだハッタリかよ。双真……お前あの時はよくもやってくれたな…!!」


痛ってぇ、久々に殴られたな。

2人が何か言ってる。

懐かしい、本当に懐かしい。

ずっと忘れてたよ……この感じ……昔はこれ位何でもなかったな……


今の一発で自分の何かに火が付いたのを感じた。

立ち上がる、若干フラつくが問題はない、そんな事はいつもの事だ。


「近藤、そいつお前の後輩か?」

「あ? だったら何だよ?」

「ありがとな」


率直な感情をとりあえず伝える。


「あ?」

「思い出させてくれて」


次の瞬間、俺は後輩のぶん殴っていた。

3年間人を殴ってこなかったが、小さい頃の感覚と言う物は覚えている物だな。

俺の拳が綺麗に顔面に入った。


「お…おい! 斉藤!!」


伸びている。

なんだ、一方的に弱者を苛めてるタイプか。

そうじゃなきゃ今の一発で伸びたりはしない。

本当の喧嘩をやった事のない奴だ。

そりゃあ近藤の方が幾らか強いから先輩面できるわけだ。


「近藤、次はお前の番だけどいいか? 久々に絶好調だわ…俺」


今の一発で完全にふっ切れた。

少なくとも根暗なのはこれである程度解消出来るだろう。

多分……


「救急車呼ぶのがめんどくせーから、そいつを持って帰るのなら見逃してやってもいいぞ?」


また笑う。

だが今度は演技ではない。

俺の中で眠っていた何かが目を覚まして喜んでいるのだ。


「お…覚えてろよ!!!」


お決まりのセリフを吐いて逃げていった。

おまけに後輩を放置して……


「おい!! 後輩連れてけよ!! ったく」


俺は携帯電話を非通知状態にして、裏路地で人が倒れていると救急車を呼んだ。


「あ、あの…ありがとうございます……」


温和で礼儀正しい感じの声だった。


「あぁ、気にするな、初めてなんだろう? これからはこういう裏路地には入らない方がいいよ」

「お怪我を……」


そう言って殴られた場所に手を添えると光が生じた。


「回復魔法……」

「はい、私の得意とする魔法です。傷の手当をさせてください」


そう言ってる間に、痛みはあっという間に無くなった。

喧嘩慣れしていない相手だったで軽症だったからだろう。


「けど、なんで助けてくださったんですか?」

「助けて…って言われたからかな?」


嘘だ。

本当はこの人と小さい頃の美緒が重なっただけだ。

銀髪碧眼の美緒はイジメられやすかった。

それを幼馴染だった俺が守っていた。

ただそれだけの事。


「でも、お礼を言うのは俺の方かな」

「?」

「偶然だけど、今まで失ってた物を取り戻せた気がするんだ。完全じゃないけど」

「よく判らないですけど……お役に立てたのなら嬉しいです」

「じゃあ一応大通りまで案内するわ、もう何も起きないと思うけどさ」

「ここに倒れている人は…?」

「もう直ぐお迎えが来るから放って置いていいよ。寧ろ見つかると面倒だから早く抜けよう…」


事情聴取って時間めっちゃ取られるんだよね……


「あの…お名前を……」

「あぁ、気にするなって」


そうして彼女を大通りまで案内した所で別れた。

かなり美人だったなぁ……

さて、次の面接場所は……


「すみません、ちょっといいですか?」

「住所からして、この辺のはずなんだけどなぁ……」

「あの……」

「え……あ、はい?」


肩をつつかれて漸く声に気が付き、振り向くと、そこには綺麗なお姉さんが立っていた。


「ちょっとそこの喫茶店でお茶を飲みませんか?」

「すんません、ナンパは遠慮します。困ってないんで」

「いえ、ナンパではなくて、ちょっとお話が……」

「すみません、家貧乏なんで宝石とか買えません」

「そう言う悪徳業者じゃないので、安心してください」


確かにそう言う目的では無い様だ。

じゃあ何の用事だろう?


「すみません、手短にお願いできますか?」

「では……、今何歳でどこの学校に通ってますか?」

「16歳です、学校は通ってません」

「分りました、では今お時間大丈夫ですか?」

「まぁ少しくらいなら……」

「では行きましょう、よろしければ、バイトも紹介しますよ?」

「えっ! 本当ですか!?」

「はい」


よし、上手く話せてる……

できればこの状態をキープしたいと思いつつ喫茶店に入った。


「では、早速話に移りますね」

「はい」

「実は………」


そこで俺の人生は大きく変わるのだった。





「ただいまー」


先程のお姉さんとの話を終えて俺は家に帰ってきた。


「おかえりなさい」

「双君、お帰り」


なんだ、美緒も来てるのか。

今朝の件があったから余り顔を合わせ辛いんだが……


「で、その格好は何だ?美緒」

「なんというか、気分転換?」


かなり際どいスリットの入ったチャイナドレス。

おまけに胸の部分は菱型に穴が開いている。

恐らく寮に入る為に荷物の整理をしていたのだと思うが……


「それがカリバーンの制服か?」


絶対に違うがあえて聞いてみる。


「双君悩殺用衣装その1」

「今すぐ私服に着替えて来い」


少し睨みながら言うと美緒は大人しく私服に着替えに行った。


「どうだったんだい? バイトの方は?」


祖母が今日の成果を聞いてくる。


「一応決まったかな? バイトじゃないけど……」

「バイトじゃないってどういう意味? まさか就職!?」


私服に着替えた美緒も加わる。


「まだ決定じゃないけど……俺の意思で決めれるって感じ」

「何処に行くんだい?」

「何処に行くの?」


2人がハモる。

報告するだけなのになんでこんなに緊張するんだろうか……


「……カリバーン」

「「はい?」」


またハモった。

まぁ信じられないよな。

俺自身信じられないし……


「だから…カリバーンに進学しないかって今日言われたの!!」


なんとも言えない焦燥感を感じて思わす大声を出してしまった。


「ってえええぇぇぇぇ!! 双君が!? カリバーンに!?」

「じいさんや……孫が…孫がついにやってくれたよ……」


美緒は驚愕、祖母は今にも天に召されそうな勢いだ。


「ねぇ! どうして!? どうして!?」


美緒が飛びついてくる。

勘弁して欲しい。

そろそろ日常的に限界なんだ。

最近自家発電してないから……!!!


「スカウトされた」


そう言うと、美緒はなんとも言えない表情をした。


「あー双君、それ詐欺じゃない?」


この手の話題は詐欺が多い。

有名企業に入れてやるから見返りに金銭を要求するパターンだ。

企業側がグルになっているパターンもある。

けど、詐欺じゃなったんだよねコレが……



「名刺貰って来た。というか実際アヴァロンに行って来たから間違いないと思う」

「え!? もう入ったの!?」

「研究所と騎士団とカリバーンを一回りしてきたぞ」

「双君ずーるーいー!!」


美緒が服を掴んで揺らしてくる。


「んで、入学を希望するのなら連絡してくれって渡されたのがこの名刺、携帯番号は交換してきた」

「でも、成績が悪くて、魔力もそこまで高くない双君がなんでスカウトされたの?」


これに関しては言っていいのかなぁ。

別に口止めされてる訳じゃないし構わないか……


「レアスキル持ちらしい」

「レアルキル? 双君が? ありえないんじゃない? むしろ私が隠してます! って言ったほうが説得力あるよ?」


そこまで言ってくれるなよ……

俺だって自覚症状ないんだから……


「でもレアスキル保有者って総じて魔力は高いはずだよ? 例外は今の所無いし…」

「まだ魔力が眠ってるんじゃない? まだ発現してないだけで……」

「やっぱりそれって怪しくない…? 潜在魔力はあってもそれを活用出来なくちゃ意味が無いよ?」

「カリバーンに入って使えるように練習すればいいって話だったんだが……」

「双君……そのスカウトが本物だとしたら、凄い事だよ? 私の魔力でも推薦すら取れなかった……双君のレアスキルだってまだ自覚してないのだからハズレって可能性も考えられるし……」


そう言う美緒の魔力はディートハルト中学ではぶっちぎりのトップだ。

今の俺の全魔力を攻撃に集中させたとしても片手で防いでしまうだろう。


「なんかビビっと来たらしいよ? おまけに、その片鱗を感じたとまで言ってたけど……そんな事した記憶ないんだけどなぁ……」

「今日何か特別な事あった?」

「んー強いて言うなら近藤とその後輩をぶん殴った位かなぁ……」

「ぶん殴った!? 双君が!? ずっと喧嘩しなかったのに!?」

「まぁ、俺だって我慢できなくなるときだってあるさ……ついカッとなってな……」


確かにその時感情は昂ぶったけど、そこまで魔力出てたかなぁ…?

覚えてないや……


「じゃあちょっと思い出してみてよ、その時の事」

「分かった」


俺は目を閉じてあの時の状況を頭に思い浮かべる。

久々に感じた感覚を出来る限り再現する……


「んー……確かに魔力は上がってるけど……それでも私の半分以下だよ? レアスキル持ちとは思えない……」

「んーでもやっぱり、完全に再現は出来ないかな……」

「倍になってもまだ私には追いつけないけど?」


たまに本気で俺の事を馬鹿にしてるんじゃないかと思う。

本人に自覚は無いんだろうけど……


「今失礼な事考えなかった?」


コイツ……ニュー○イプなのか……!?


「美緒は頼もしいなって思っただけさ」

「でも、私でもカリバーンじゃ流石に守れないよ?」

「大丈夫、もう美緒守られるようなことは無いさ」

「私が相手でも?」

「ああ、お前が相手でも…だ」


むしろ美緒なら簡単に落とせると思うし、違う意味で……


「ふふふっ」

「なんだよ…急に…」

「なんでもなーい」


美緒は嬉しかった。

また昔のように双真に守ってもらう日が来るのかもしれないと思えたから……

そして、俺はカリバーンに行く事を決めたのだ。

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