表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

ちょっと漫画みたいなことをしてみたい(百合。先輩×後輩。僕っ娘×私っ娘)

「あ、ハク。疲れたなら、僕の肩に頭乗せていいよ」

 二人でちょっと遠出をした、その帰り。

 電車のボックス席を陣取り、一息ついたタイミング。そこで僕は、意気揚々とそう提案した。

 ハクの眉が微かに顰められる。

「……どうしたんですか。いきなり」

「いや、眠そうにしてるからさ」

 窓の外は、すっかり暗くなっていた。街灯が、淡々と後ろへ流れていく。

「まあまあ眠いですけど。でも有田さん、いつも私より先に寝るじゃないですか」

「うっ。それは、そうだけど」

 うん。気付いたら、ハクにもたれて寝てるね。こういうときね。

「だからこそ、今日は僕が枕になって差し上げようかと」

「はあ。何か見ました?」

「……萌える漫画を読みました」

 何でわかるのか。

「そんなこったろうと思いました」

 別に要らないです、と彼女はすげなく言った。

「寝にくいんで」

「ひどっ」

 本当のことですもん、と言いながら、ハクがニヤッと笑った。

 ……現実に、萌えは難しい。


 END.





 ハクは、白山さんという苗字の娘です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ