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悪だくみ

魔剣について話した俺たちは広いキッチンもあったことだし、ご飯を食べていこう…ということになった。


ちなみに料理は合流したゴレさんとスイの精霊コンビに任せている。


…俺が作るよりそっちのほうがおいしいからな…適材適所ってやつだ。



「…そういえば、アリスは結界をちゃんと張れたのか?」


「そうだね、一応しっかり張れたはず…だからここもあそこと同じくらい安全になってるよ。」


いや、女神様と同じような結界をホントに造れるのかよ…。


「まあ1か月くらいしか効果が持たないからそのたびに張りなおさなきゃいけないんだけど…」


どうやら、ちょっとだけ品質は落ちてるみたいだ。



俺とアリスが話していると、ようやく立ち直ったベリルが話に入ってくる。


そもそも何で落ち込んでたか知らんけど。


「ねえ、私ちょっと思ったんだけど、この世界樹があるこの空間って動物とかそもそも入ってこないんじゃないの?

めっちゃ魔力が放出されてるし、自然の生き物が近づくとは思えないんだけど…」


………


「あ~確かにここに1万年くらいいたけど動物が入ってきたこと一回もない…かも?」


「じゃあ結界の意味ほとんどないじゃん。」


…いや、敵意のある人間とかもはじいてくれるから意味はあるのか?


「ん!じゃあここに住めるってこと!?」


いつものように黙々とご飯を食べていたルナがそんなことを言い出す。


住む?住むかぁ……まあ、広くて掃除がめんどくさそうだけど、安全なら悪くわないな…いや、畑をまた耕さなきゃいけないのか。



「私としてはこの森を探索する拠点であの場所のほうがいろいろと都合がいいからあそこのままがいいかな…1回外に出たとき、こんな森の中心部じゃ帰ってこれないからね。」

「え~~~…。」


「…宝は見つけたのにまだこの森を探検する気なのか?」


「アリスにこの地図の場所を教えてもらったのよ。

どうやら目的地は東のほうにあるっぽいからまだまだ探索は続行ね。」


森の東ってことは俺たちが居るところからほぼ逆か、さすがに次は付いて行かなくていいか。


ていうか、アリスって場所だけじゃなくて、そこに何があるかも知ってるんじゃないのか?


【宝】の場所にスイとかいたし…。



「もちろんついてきてくれるよね?優秀な荷物運…じゃなくて仲間だもんね?」


「誰が荷物運びだ。」

「わたしはもう一回いってみたい!」


俺は正直行きたくないが、ルナは行く気満々である。


前回ので海のリゾート開発もしたし、もうおなか一杯なんだよ。


「ほら、ルナちゃんも行きたいってよ?」

「絶対にいやだ。」



この時俺たちは気づいていなかった…アリスが面白いおもちゃを見るような顔をしていたことを…。

作者 悪だくみは大事だからな。

女神 なんやかんやで何もない場所に行くと予想。

作者 それはどうでしょう。

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