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閑話 世界の頂点から…

時刻はみのるたちが迷宮を脱出した頃に遡る。


同じく迷宮から脱出した『小さい水球』は海水を吸収して、再びクリオネの様な姿になる。


ただ、今回は戦う時のリアリティのある姿じゃなくて、ゆるキャラみたいな姿だが…。



海の上まで上がってきたクリオネ…いや、【水の精霊】はあたりを見渡して、あるものを見つけると、背中から水を噴出してそっちの方に飛んで行った。


————————————————————————————————————



【水の精霊】が空を飛ぶこと数時間…目の前に大気圏を突き抜けそてそうなバカみたいにデカい木…世界樹がハッキリと見えてきた。


それを目視すると【水の精霊】はさらにスピードを上げて世界樹に向かって飛ぶ。



…………………


世界樹の下までやってきた【水の精霊】は視線を上に向ける。


見えるのは頂上が見えないほど高い木…今度はその木を上に上にあがっていく。



そして地面から大体1000メートル…世界樹の中腹にある1本の枝に長い金髪の女が座っていた。



「あっ、戻ってきた。どうだった?強かった?」


【水の精霊】は自分の体から水を分裂させ、その水で数字の5を創る。


「10点中5点ね……もしかして…負けた?」



【水の精霊】は拳を何個も作り金髪の女に殴りかかる。


「あはは、ごめんごめん…そうだね、本気出したら勝ってた。」


【水の精霊】はとりあえず怒りが収まったのか拳を消す。


そして今度は頭上にクエスチョンマーク?を創った。


なぜこんなことしろと言ったか教えろと言ってるみたいだ。



「ん?ああ…あの子達が私の待ってる人間か知りたくて。

ワタシも見てたけど全員伸び代すごいね、俄然がぜん楽しみになった。」


【水の精霊】はもっとクエスチョンマーク????を増やす


「ふふふ…実はもうあの子達の拠点の周りに結界を張ってる。

早く会いたいからね…そっちから来てもらうことにした。」



【水の精霊】はみのる達のことを思い、不憫そうな顔を創る。


ここまでくる道中には世界樹の森の外側から中腹から、この森の真ん中にある世界樹に来るためにはドラゴンが可愛く思えるほどの動物が何匹もいるからだ。


「大丈夫大丈夫!結界の中には動物は居ないし、入ってこれないから。

安心安全の世界樹観光を保証するよ〜。


あ〜ー楽しみだ。やっと世界が見れる。」


金髪の女は自分の左耳にかかっている赤と青の明らかに地毛じゃない髪を手に取りながらそう呟く。



すると突然、自分のほっぺと揉み始めた。


「ワタシ…ちゃんと声出てる?変な顔してないよね?

人間と会うのなんて1万年ぶりだから…あーヤバい……怖くなってきた。」


こんな自分の召喚主を見た【水の精霊】はきっと苦笑いをしてることだろう。



かくして、この止まっている森を中心に世界が動き始める……そんな瞬間は刻一刻こくいっこくと近づいていた。

作者 というわけで、最後のメインキャラは〈金髪の女勇者〉です。

女神 1万年前とか言ってたけど、今何歳なの?

作者 1万歳。

女神 あっそう…。


作者 そして、この話でとりあえず序章が終わりました。この物語が気に入ってくれてるならブックマークと評価、レビューをお願いします。

女神 モチベに繋がるのでよろしくお願いします!

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