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7つの大陸と1つの命  作者: 神月しずく
7つめの世界
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暗黒の地 ユウマ2





「では、次はこの世界に来てからの事を教えて下さい」






 この世界に来てなのか、来る途中なのか、そこで初めてゲームマスターと会話をした。

 その時はまだ、ゲームの世界なのにどこか現実感があるなとしか思っていなかった。

 チュートリアルの案内人であるマリと出会い、絶対に振り返ってはいけないと言われた。

 その直後に爆発音がして、振り返りたいのを我慢して前に進んだ。



 最初のミッションをクリアし、しばらく歩いていたらミカとレンが喧嘩しているところに出会った。

 その時、レンの彼女だったアイさんの話を聞いた。

 現実世界で首を真後ろにして亡くなっていたこと、その映像が現れたこと。

 その時、この場所はゲームではなく、現実世界とリンクしていることを知った。



 この世界はどこかおかしい。

 その謎を、アイさんが死んでしまった原因を解き明かしたい。

 そうして、このゲームを全てクリアすればこの世界から出ることがきっと出来る。

 そう思って僕は前に進むことを決めた。



 職業選択の時、僕には中で起きたことの記憶がある。

 ゲームマスターは、人の命を弄ぶかのような発言をしたのを、その発言に苛立ちを感じたことをついさっきのように覚えている。

 でも、今思えばその時の覚悟なんて生易しいものだったと、その後の出来事で痛感した。



 防具屋のミアに装備を報酬に、ゴブリンの集落を殲滅した。

 街に戻った時、建物は壊れ、言葉の通り、人間が真っ二つになっていたり、臓器が飛び出ていたり、街中が真っ赤に染まり、鉄の匂いが充満していた。

 ミアの無事を確かめるため、急いで戻ったがミアも既に息はしていなかった。

 完成された装備と一緒に1通の手紙が残されていた。

 そこにはこの世界の事が書き綴ってあった。




「1つだけ、その街を見たとき、貴方はどんな感情になったのですか?」



「怒りや恐怖、動揺、色んな感情がごちゃごちゃになって、そのせいもあってどこか冷静でした」



「そうですか。 話を折ってしまってすみません」



「いえ・・・」




 そうして、僕達はゲート潜り、休息の地に着いた。

 その日の夜は、目を閉じれば街の光景を思い出して中々眠れず、結局気が付いたら意識を失っていた。

 装備を整えた僕達は、ボスを倒すために砂漠の地に向かった。

 ボス戦ではミカを奪われ毒を刺されてしまった。

 レンと協力して、倒したがこの世界の事、ゲームマスターの事はなに1つ教えてもらえなかった。



 ボスを倒し、休息の地に戻った時、僕は告白してミカと付き合い始めた。

 そして、次の世界に向かおうとしたとき、1人の女と出会った。

 その女が、そいつがミカを殺した・・・。

 ミカを殺すと脅されて、氷の地ではミカとは全く話せなかった。

 でも、あの女はミカを・・・。




「ミカさんを?」



「突き飛ばして殺しました」



「おや? それは、その彼女が殺したわけではなくて氷の地のボスが殺したのでは?」



「確かにミカを殺したのはボスかもしれないですけど、僕からしたらあの女がミカを殺したんです」



「その時の貴方の感情は?」



「許さない。 初めて、殺したいって感情を抱きました」



「そうですか。 では、その話の続きを・・・」




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