暗黒の地 くじ引き
マコトが部屋を出てから全員の緊張が解け、頭の中で状況を整理する。
この場所でのクリア条件はマコトの願いを叶えること。
その願いは僕達のことを知る事。
きっと、彼に嘘をついたり、隠したりすることは絶対に見透かされるであろう。
「僕が1番最初にマコトに話すよ。 その後の順番を今決めちゃいたいと思うんだけど・・・」
「全員話すことになるし、ここはじゃんけんでもしてサクッと決めちゃおうよ」
「それか、くじ引きとか!」
「ミカもモモも緊張感の欠片もねぇな」
「あら、私も緊張なんてないわよ?」
「そこは張り合わなくていいだろ」
「くじ引きの方がドキドキ感あって楽しそうじゃない?」
「じゃあモモが言ったくじ引きで順番決めよー!」
「あの・・・紙とペン貰ってもいいですか?」
まさか、最初に執事に頼むものが紙とペンになるなんて思いもしなかったが・・・。
「ユウマは1番で本当に良いの? くじ引き参加しない?」
「ミカはなんでくじ引きにそんなに参加させたがってるの?」
「だってくじ引きなんて中々やる機会無いでしょ?」
「お前らぐらいだぞ? くじ引きで喜んでんの」
「じゃあユウマは不参加で1番ってことで・・・。 2から6までの数字書いて・・・じゃあこれ隠すね。 よし! 全員2本ずつ適当なところに線書いて!」
男よりも女の方が精神年齢高いって言うのは嘘なのかもしれない・・・。
ワクワクした様子で線を引くく女子、気怠そうに線を引く男2人・・・。
「ユウマも!」
「え、僕も引くの?」
「当たり前でしょ! ほら、早く!!」
ミカに言われるがまま線を2本適当なところに引く。
「じゃあ発表するよー! まず、2番目! んーと・・・。 2番目はハヅキ!」
「あら、私こういうの最後になりがちなのだけれど、2番目なのね。 分かったわ」
「3番目はモモ! で、4番目がレンで・・・あ、あたし最後だ」
「俺が5番目か」
「さて、順番も決まったことだし、お風呂入りたい!」
「女子はお風呂長いだろうし、先に男子に入ってもらいましょう」
「賛成ー! ミカとハヅキとお風呂入るのなんだかんだ初めてだよね」
キャッキャしている女子を置いて、僕達は執事にお風呂の場所を案内してもらう。
「こちらが大浴場になります。 お召し物はこちらの籠に入れて頂ければ洗濯致します。 お風呂上りはこちらのお召し物をお使いください。 また何かあればいつでもお呼びください」
「ありがとうございます」
それから僕達はすぐにお風呂を済ませ、明日に備えそれぞれ部屋で休むことにした。




