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7つの大陸と1つの命  作者: 神月しずく
1つめの世界
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チュートリアル 初戦闘




「この辺の防具にゃらゴブリン程度になら耐久あると思うから、これ使ってや」


「これかわいいー!」


「デザインの良い防具って防御力低いイメージあったんだけど・・・」


「これ中々いけてるじゃねーか」


「当たり前にゃ!」



 僕とレンは黒のパンツと白のシャツに黒のベルトが腰回りで固定されている物。

 ミカは白の膝丈のワンピースを着ている。



「防具って言うよりデートに着ていけそうな感じだね」


「流石に俺たちはこの服装じゃちと恥ずかしいな。こんな感じのシャツなんて普段着ねぇからな」


「そうだね。あまり外に行かないから僕はパーカーばかりだし」


「俺も似たようなもんだな」


「それやったら、報酬の防具そんな感じで作るにゃ。ミカはどんなのがいいん?」


「えーどうしようかな。それならあたしはこのワンピースに金のラメが入った感じの服がいいな」



 3人の曖昧な説明ですぐにデザインを描くミア。

 そのデザインを見て、僕たちは納得して頼む。



「そんな感じで頼むわ」


「僕もそれでお願いします」


「ゴブリン倒すの頑張ろー!」


「1つ言い忘れてたんやけど、ゴブリンをまとめてる奴がいるにゃ。そのゴブリンは他のと違って身体がかなり大きく体力も多いにゃ」


「その辺も含めて討伐してくるから安心しろ」


「レンの言う通りだよ。それじゃ行ってきます」


「ミア、この子・・・モケのこと預かっててほしいんだけどいいかな?」


「ええよ~。私がしっかりこの子預かっとくにゃ」


「ありがとう! それじゃ行ってきまーす!」



 3人はミアの店を背にゴブリンが住んでいると言われた森へと向かう。

 野宿していた場所とは真逆で、街を出てずっと西にあるという。





――――――――――――――――――――――――



「この辺がミアの言ってた場所だと思うんだけど、なんかゴブリン以外にも色々出そうな雰囲気だな」



 そうレンが言ったのも、この森の雰囲気は空気が重い。

 太陽の光もあまり届かずジメジメしていて、森全体が暗い感じだ。

 時々、何かが唸るような、不気味な鳴き声が響いたりで警戒を少しでも解けば襲われそうだ。



「そういえば、今まではミッションでしかレベル上がらなかったけど、これからはモンスター倒したりするわけだから、それでレベル上がったりするのかな」


「流石にレベル上がると思うよ」


「上がらなかったら先に進むのもつれぇだろ」


「ねぇ、あれ」



 そう言ってミカが指をさす。

 その先を辿って見てみれば、ミアが言っていたゴブリン3体が敵意を出してこちらを見ていた。

 その様子にすぐに僕たちは攻撃態勢に入る。



「訓練も何もしてねぇけど、いけるか?」


「いけなくてもやるしかないでしょ! 簡単な回復ならあたしに任せて!」


「ありがとうミカ。レン、とりあえず序盤から連携とれるようにしたいからレンの動きに合わせて僕も攻撃するよ」



 片手剣を構え、ゴブリンから目を離さずレンに伝える。

 レンもそうするつもりだったようですぐ返事が返ってくる。



「じゃ、早速試してみるか!」



 相手のゴブリンのレベルは6。

 レンはそのままゴブリンに駆け寄り、3体に攻撃する。

 喧嘩で慣れているからか、レンの動きは軽やかだった。

 僕も同時に攻撃態勢へと入り、ゴブリンが反撃する前に片を付ける。

 ゴブリンのHPがどんどん減っていくも、流石にいきなり3体は倒し切れず1体残ってしまう。



「ユウマもやるな!」


「レンが先にヘイト取ってくれたからだよ」


「んじゃ、ラストは俺が倒す!」



 最後の1体をレンが攻撃し、倒す。



「が・・・ぐぅ・・・」



 ゴブリンはそのまま呻きながら細かいブロック状になって消えていく。

 


「初めて戦ったけど意外と連携取れるかもな!」


「レンの攻撃の仕方は喧嘩みたいな感じだったけど、ユウマの動き凄かったね~」


「確かにな。ジャンプ力すげぇな」


「あれは頭の中でこんな戦い方出来たらいいなって思ったら身体が勝手に動いちゃって・・・」


「流石ユウマ!」


「レンのおかげだよ。僕が先に向かったら攻撃受けてたかもしれなかった」



 マリが言っていたように、基本的には思考でどうにでもなるようだ。

 


「あたしの出番全くなかったね~。魔法でも回復意外に色々想像したら使えたりするのかな?」


「さぁ? 分かんねぇなら、実践でやってみんのが1番だろ。ほら、今度は5体だ」



 初めてのちゃんとした戦闘にテンションが上がり話していれば奥から更に5体のゴブリンが現れる。

 既に向こうは攻撃態勢に入っていてこちらを警戒しながら動いている。



「レンの言う通りだよね。やってみる!」



 ミカをカバーするように僕とレンは先程のように武器を構えて前に立つ。

 目を瞑り何か考えるかのように立つミカを信じながら周りを警戒する。



氷柱(グラソン)!」



 ミカがそう言うと、ゴブリンに向かって沢山の氷の刃が飛んでいく。

 5体いたゴブリンはミカの範囲攻撃を予想していなかったのか全員に的中する。

 呻き声を上げながらそのゴブリン達も細かいブロック状になって消えていく。



「おーやるじゃん! 今の技名自分で考えたのか?」


「ううん。氷とか水とかで攻撃できないかなぁって考えたら、自然と文字が頭の中に浮かんで気が付いたら言ってた」



 そこからは3人で何体ものゴブリンを倒していった。

 レベルが上がることに体力もMPも回復するため、今の所3人ともHP,MP共にMaxだ。

 ゴブリンを倒したことで経験値が入り、レベル5でこの森に入った俺たちはレベル11だ。

 序盤だから経験値が少なくてもレベルは上がりやすかったが、このゲームの真相を掴むためにはもっとレベルを上げなければいけない。

 


「2人とも、あそこの洞窟・・・」





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