第六話 適応能力高めの美香子は嫌いですか?
前回のあらすじ
この世界は魔法と魔族が存在した世界線の地球だった。
勘違いされやすいので言っておこう。
魔族と魔獣は互いに不可侵だ。
魔族が魔獣を積極的に狩ることはないし、その逆も無い。
でもこのまま春音と行動していたらどうだ?
もちろん私は冒険者になってお金を稼がなきゃ生活できないわけだ。そこで春音を連れてって春音に支援系の魔法を使ってあくまで協力して魔獣を倒したことにして報酬は山分けにしよう。
でももし、春音が倒れてしまったら、、私が魔獣を倒すことになるだろう。
魔獣が見逃してくれればまぁ良いが、魔獣と戦ってる時に私が魔族と分かったら、魔族と魔獣は敵同士になるのだろうか、そしたら魔族は魔獣との戦いに勝てるのか?
数や能力などいろいろ含めての今のパワーバランスはこうだ。
魔族<人<魔獣
魔獣が敵になったら、魔族、絶滅しちゃう、、。
どうしよ、、胃が痛くなってきた。
「どうしたの?体調悪そうだけど、、」
「どうというこ、とは無い、です、よ。」
必死に胃が痛いのを我慢しながら答えた。
「そ、そう、、?」
絶対魔族だとバレないようにしないと、、。
歩いてたら冒険者ギルドに着いた。
「冒険者ギルド 館山支店」
聞いたことある地名きたー!
まちまでの地図はあったけど地図に地名書いてなかったからなー。
ここは館山だったのか。天気予報くらいでしか見たこと無かったけど。
私たちはドアを開けて中に入った。
「よぉ〜はるちゃん〜!家出から館山に帰ってきてたんだったな!寂しかったぜー!で隣の子は誰よ?」
顔の濃いおじさんが春音に気さくに話しかけてきた。
「うるさいなぁ!ちょっとギルドに忘れ物しただけよ!
後ろの子はねぇ、キクハラカミコっていうの!家出仲間よ!」
「違います!私の名前は美香子です!あと家出じゃないです。かぞくとなかいいです。」
カミコって、私を○ャミ子みたいに言わないで欲しいな。まぁシャ○子が悪いんだよな。
「この子は冒険者になりたいみたいなんだ〜。ほら。受付のお姉さんのとこ行くわよ!」
そうして受付のお姉さんのとこに登録しに行った。
次回。美香子の能力が明らかに!!
たまには次回予告もしようかなと、、
あと、美香子の服装設定書いてなかったから描きます。
少し明るい紫のデカめのフードが付いたローブです。ツノと尻尾隠してます!
以上!