第四話 よく聞いたことある地名は嫌いですか?
前回のあらすじ
旅に出て1日目、暗いトンネルや山道などを越え、大草原の道沿いを進んだところで疲れて焚き火をして寝ていたら、人間に起こされ、家出、迷子、と勘違いされた。
「あなたこそ、この何もない大草原に何しにきたんですか?」
そう問いかけると、どこか遠くを見つめ少し後ろを向いた。
きっと何か深いわけがあったのだろう。聞いたことまずかっただろうか、元人間の私からしてみると、触れられたくない部分は誰にでもあるし、言いたくなさそうなので別の話を
「家を飛び出して、街を背に向けて歩いてたら帰れなくなった。」
「あなたその状況でよく私の心配できましたね!!」
私は地図を持っているが、この人は持っていないのだろうか、人間こそ持っていそうなものだが、、、
「まぁ、私は地図を持ってるので1人で街に向かいm」
「待って置いてかないで!私も連れてって!ここ魔物が割と多い感じだから1人だと野宿もできないし、それに街は結構遠いと思うから、私を連れてけば夜も安心よ?」
すごい形相で長々置いてかれないように話してきた。
「さっき出会ったばかりの名前も知らない人と2人旅は流石の私でも気が乗らんです。」
「そうね、では自己紹介するわ!
私の名前は、笹原春音!(ささはらはるね)年は15?くらい数えてないから多分そんな感じよ!あなたは?」
まて、ここは日本なのか?日本人みたいな苗字だな。実はこの世界転生人が割と多いのか?
とりあえず人間と思ってもらえるように、人間だった頃の名前で名乗ろうか、
「...私は菊原美香子です。冒険者になりたくて、人間の街ゲフンゲフン、近くの大きな街に移動している最中です。年はさっき言ったから、後言うことといえば、」
「断じて家出の迷子じゃあない!ってことかな。」
「そんなに迷子扱いが気に障った?ごめんなさい」
一通り自己紹介も終わったところでさっきから気になってることを聞いてみた。
「実はこの世界は異世界からの転生した人が多い、、とかなのか?」
「..?
異世界、?転生、?ごめんちょっと何言ってるかわかんないわ。」
どうやら異世界転生というものではないらしい、
ならどうしてこんなに日本人の名前に似ているんだ?
「ここはもしかして日本なのか?」
ぼそっと独り言を呟いたら笹原は
「そうだけど、まさか海外から泳いできたの?」
「へぁ、、?」
「、、?」
はい。今回はやっと自己紹介入りました。
アニメだったらここら辺で第一話のEDでしょうかねぇ。
そんな感じに次回に引っ張りてぇですわ、、
実は転生先が日本、でも魔法という概念や冒険者という概念もある。異世界、、?
いろいろ考えることはたくさんですがまぁ次回にははっきりすることでしょう。
キャラ紹介。
菊原美香子 身長137センチ 年は8歳になった
体重は35キロ (筋肉多めだが、thE幼児体型)
ふわふわのボブで黒髪だが薄く赤みがかっている。
魔王になる運命からは逃れられない。(というか逃れる気もない)
笹原春音 身長149センチ 年は15くらい?
体重は秘密 明るめのオレンジ色の髪で肩甲骨より下?くらいまである。
その他諸々の個人の話もあるができれば本編で紹介したいので今はここまで。
ちゃんと説明できる日は来るんだろうか、、